Vol.100 2月のビッグマッチ


 2月7日、さいたまスーパーアリーナにWWEのRAWジャパンツアーを観に行きました。毎回チャレンジしていたのですが、なかなかチケットが取れず、ようやく買えて、初めての観戦でした。本物のエンターテイメントが観られると、かなり期待していたのですが、期待外れという感じでした。
 RAWはいつもテレビで見ているSMACKDOWNとは違うのか。TVマッチとハウスショーは違うのか。日本向けにアレンジされていたのか。席が遠く、ビジョンもなかったので伝わらなかったのか。期待が大きすぎたのか。普段のRAWを知らないので何ともいえませんが、ただ普通に試合が進んでいったという感じで、どれも悪い試合ではありませんでしたが、とても地味に、長く感じられました。試合より乱入とか、マイクとかがメインなのかと思っていましたが、まったく普通にプロレスをしていました。ストーン・コールドのビールパフォーマンスにしても何が面白いんだろうという感じでした。
 やっぱりWWEは実際にアメリカに行って、アメリカの空気の中で観ないと分からないのかもしれません。
 15日は新日の両国大会でしたが、観に行きませんでした。中西の反乱、健介の登場、お得意のカード変更には、まったく興味を引かれませんでした。むしろ不快に思い、あえて観に行きませんでした。今の新日のドラマ作りにはまったく意外性が感じられません。健介の参戦も、むしろ本当に永久追放した方が驚いただろうというくらいですし、トーナメントに追加になるのも見え見えでした。中西が反乱したのも、別にそんなこともあるだろうという感じですし、だからといって面白くなったわけでもなく、暴動が起きるほどのパワーもなく。じゃあ観に行かないという感じです。
 22日は全日の武道館を観に行きました。全日は武道館から撤退するということで最後の武道館と言われていました。私にとっては、全日といえば武道館、武道館といえば全日ですから、最近の武道館大会の内容と入りでは仕方のないこととは思いますが、寂しい限りです。
 この日はそうしたファンの思いがあったのか、久しぶりに満員の入りでした。ただ前半戦は、相変わらずインディーのような試合でした。世界ジュニアのハヤシ対TAKAみちのくも、全日らいしい試合とは言えません。RODとの抗争もイマイチの気がします。カシンは遂に姿を見せませんでしたが、本当にどうしたのでしょうか?
 後半に入り、天龍対渕は、久しぶりにこれぞ全日本プロレスという試合でした。小島対ケアは、二人の因縁といわれてもピンと来ません。反則も絡み、内容的にもイマイチでした。武藤とサップのタッグはさすがに華があります。フィニッシュとなった合体技のシャイニング・インパクトは本当にインパクトがありました。
 そしてメインは、このとここしかいないという川田対橋本の三冠戦です。2人のケガで延び延びになって、ようやく実現した夢のカードです。2人ともケガの方は万全とはいえず、最後はセコンドのタオル投入という結果にはなりましたが、内容は良かったと思います。いつの日か、また全日を武道館で観たいと思います。
 そして29日はZERO−ONEの両国大会です。今度こそ、橋本が長州を終わらせてくれることを期待して観に行くつもりです。