Vol.115 女子プロレスの今後、新日ドームはもはや・・・


 5月3日のAtoZ後楽園大会に行って来ました。全女、GAEAが解散し、先行きが不透明な中、AtoZが今後の女子プロレス界を引っ張って行く可能性があります。そういう意味で注目の興行でした。
 メインは、堀田&アメージング・コング対下田&豊田で、4人とも全女出身でした。A・コングは「全女ソウル」という言葉を口にしました。セミも西尾対前川の元全女対決でした。最後まで全女に残留していた前川は前村も呼び込み、今後も行動を共にしてAtoZに参戦していくことを宣言しました。試合の方は、成長著しいと言われ、次世代の旗手と期待される西尾でしたが、前川との実力差は明らかで、まだまだという感じでした。
 堀田は試合後に、元全女の選手にどんどん参戦して欲しいと語っており、西尾とともに次世代の旗手と期待されるHikaruや高橋もAtoZに参戦してくれれば、全女と変わらぬ試合が展開されていくと思います。
 浜田や里村など、次世代のスター候補は決していないわけではありません。彼女たちが集結して熱い闘いを演じてくれれば、決して女子プロレスも捨てたものではなくなります。全女とGAEAの解散を災いではなく福として、細分化し過ぎていた女子プロレス界が再編成されれば、将来もあるのかなと思います。
 それからこの日、4ケ月振りに怪我から復帰した華名ですが、そのルックスとひたむきなファイトスタイルは新たなアイドル候補として注目されます。
 5月の観戦はこの1興行だけでした。新日のドームがありましたが、もはや行く気はありません。他団体頼みでカードを作る姿勢も情けないですし、くだらない結果になることが分かりきっている天山対小島を見る苦痛を考えれば、とても会場に足を運ぶ気にはなれませんでした。
 結果はやはり天山の勝利、テレビ観戦しましたが、内容もイマイチで、結末も説得力がありませんでした。特に盛り上がっている様子もなく、記録更新の不入りだったとか。試合後の藤田らとのやり取りも空しいだけでした。
 そもそもあのアマレス軍団は総合での負け組の集まりです。カシンはきっちり借りを返していますが、藤田にしてもまだまだ借りは残っていますし、他の2人は論外です。相応しい敵とも思えませんが、迎え撃つ本隊が世代闘争でバラバラ、更にBNJなる別軍団がいて、これがまたベビーなのかヒールなのかはっきりしないという状態です。非常に分かりにくいのです。もっと分かりやすくするべきだと思います。
 その分かりやすさで、今、最も興味が持てるのがWWEです。7月にはまたロウとスマックダウンが揃って来日します。早速、両ブランドともチケットを押さえました。それからノアのドームにも魅力を感じます。三沢対川田、小橋対健介の2試合だけでドームに相応しいと思えますが、更なる期待感もあります。とりあえずこの2つが私の今、楽しみにしていることです。