Vol.129 ニューリン様ハッスル軍入り、高山復帰


 7月1日、PRIDEの無差別級GP2回戦がありました。テレビ中継がなくなってしまったのが本当に残念です。ただ結果は、藤田がシウバに、吉田がミルコに完敗というものでした。別に日本人だから勝って欲しいというものでもないので、吉田はともかく、一応プロレスラーだった藤田がシウバに負けたのは悲しい結果でした。
 残るプロレス側の選手はバーネットのみとなってしまいました。本当に最後の砦です。新日本がもっと彼をサポートする姿勢を見せなかったことが残念です。
 7月11日はハッスルハウスに行ってきました。ハッスルのすべてを手放しで認めているわけではありませんが、こだわりを捨てれば気楽に楽しめるというだけで既存のプロレスよりはましです。
 直前の「ハッスル18」横浜大会と連動して、ハッスルキング・フォーエバーと題して橋本真也のメモリアルとして行なわれました。ハッスルらしく明るく楽しく橋本を追悼する大会となり、良かったと思います。
 ニューリン様が高田総統に反旗を翻し、HGがハッスル軍に勧誘するという事件のその後が注目されました。イン卵からニューリン様が生まれ、タマアゴからザ・エスペランサーが登場するという流れに続いてなかなかいいストーリーだと思います。そしてこの日、ニューリン様のハッスル軍入りが決まりました。これも今後が楽しみな展開となりました。
 7月16日はノアの武道館に行ってきました。小橋の入院欠場は本当に残念でした。そして非常にショックでした。とりあえず手術は成功したということで何よりです。
 高山&健介対三沢&秋山ですが、小橋の代役ができるのは健介しかいないでしょう。よくぞオファーしてくれたし、よくぞ受けてくれました。高山は脳梗塞という病気が欠場の原因であり、2年振りということで心配がありましたが、敗れたのは仕方のないところで、よくやったと思います。
 後になって分かったことですが、健介は左眼窩底を骨折しており、入院中だったにも関わらず強行出場したということです。あっぱれとも無謀とも言えますが、この状況では出ないわけにはいかなかったでしょう。せっかく高山が復帰したのに、小橋に続いて、健介も、数少ない頑張っているレスラーが相次いで欠場というのは本当に残念です。完全に治して復帰してくれることを願うのみです。
 セミは力皇&森嶋対丸藤対KENTAでしたが、確かに丸藤とKENTAは素晴らしいレスラーですが、それはあくまでジュニアとしてです。ジュニアとヘビーの垣根を壊すのは私は反対です。力皇と森嶋が圧倒的な体格差を示せなかったのは非常に歯がゆかったです。時間切れ引き分けという結果も納得いきません。これがノアの未来型の戦いなら、決して明るい未来だとは思えません。
 新日ではまたドタバタがありました。IWGP王者のレスナーの来日が急きょ中止となり、新王者決定トーナメントが開催され、棚橋が新王者となりました。もうこれ以上落ちようがないところまで落ちてしまったIWGPですから、今更権威がどうこうとは思いません。別にレスナーが来ようが来まいがどうでもいいですし、誰が王者になったところでどうでもいいです。
 レスナーの来日中止は契約上の問題とも事務手続きの問題とも言われていますが、新日の不手際で大きなマイナスイメージです。どうでもいいと思われている現状を打破するには一番やってはいけないことを新日はいつまでも繰り返しています。
 ついでにG1もどうでもいいですね。出場にふさわしくない人が出ているとか、誰が優勝するとか、もうどうでもいいです。