
Vol.169 GENOME10、新日両国
11月3日、IGFのGENOME10、JCBジョール大会を観戦しました。第2の後楽園ホールと言われた同ホールに初めて行きました。新しいので綺麗ですし、観やすかったですが、雰囲気がプロレス会場という感じではなく、後楽園ホールにはほど遠いです。規模はホールより少し大きい感じで、中規模の試合には丁度いいというところです。両国、有明コロシアムクラスではガラガラのIGFですが、これくらいのキャパが丁度いいのかもしれません。さすがに超満員でした。
メインは小川対高山の一騎打ちで、期待はしていませんでしたが、そこそこの内容でした。すっきり決着が着くとも思っていなかったのですが、小川が裸締めで勝利しました。猪木の介入もなく、逆に物足りない気がしました。猪木は書道を披露するパフォーマンスで「腰の完売」と書きました。絞めのダーはやりましたが、開場の「中邑は」の野次も無視し、腰の手術から間もないこともあったのか、大人しめでした。
サップ対シウバは開場から笑いが漏れるような内容でした。サップの再生は無理ですね。バーネットと澤田も力差があり過ぎました。
15歳の定アキラがデビューしました。相手も高校3年生の奥田啓介という選手でした。寛水流からてとアマレスの実績があるということでした。2歳の年齢差も大きかったのか、定の方が完全に押されていました。10分間引き分けになりましたが、定は体力も、気持ちも、技術も、まだまだプロと呼べるレベルにはありませんでした。今後に期待です。
11月8日は新日両国大会に行きました。10月の蝶野25周年大会が凄く良くて、その時点で発表になったカードも良くて、行く気になったのですが、そこそこの入りで、盛り上がってもいました。内容もまあまあで、一時に比べるとだいぶ良くなってきたと思います。
メインの中邑対棚橋のIWGPヘビー級選手権は、中邑がストロングスタイルの復興を唱え、棚橋は対極のチャラいキャラを確立しているので、10度目の対戦ということですが、これまでで一番重い闘いだったと思います。試合内容はなかなか良かったですし、個人的には断然、中邑に同調しているので、中邑の勝利に満足でした。
もう1つ観たかったミスティコ対タイガーマスクのIWGPジュニア選手権は、予想通りタイガーマスクが王座を奪回しましたが、ミスティコの動きはやはり素晴らしいです。
チーム3Dに取られたままのIWGPタッグですが、バーナード&アンダーソンでは奪回という感じもせず、しかも両者リングアウトという決着で、ブーイングでした。今の新日には王座を奪回するタッグチームが見当たりません。 最近の真壁の頑張りは認めますし、飯塚もここまでヒールに徹するとは思いませんでした。遺恨決着のチェーンデスマッチはまあまあの試合でした。後藤対田中もいい試合でしたが、後藤が負けてはいかんでしょう。杉浦にも負け、田中にも負け、一時の勢いは完全に失速してしまいました。
女子の話題です。11月1日のNEO後楽園大会で、三田英津子が引退しました。昔から応援していた選手がどんどんいなくなっていき、新しいスター選手もなかなか出て来ず、寂しい限りです。
そんな中、頑張ってくれている井上貴子の写真集発売に伴い、7日に神保町でサイン会があったので行って来ました。久し振りの女子のイベント参加でした。この日は貴子の40歳の誕生日でした。まだまだ美しさを保っていましたよ。少しでも長く現役で頑張って欲しいと思います。
全日は年末恒例の世界タッグが開幕しています。メンバーは寂しいですが、開幕戦が台湾で行われるというのは画期的なことでした。こういう話題はいいですね。
ノアはKENTA、齋藤彰俊の負傷欠場に、秋山も原因不明の体調不良で欠場という非常に不安な状態です。ここが踏ん張りどころです。頑張って欲しいです。