Vol.172 猪木50周年、GENOME11


 今年は猪木50周年イヤーです。半世紀もの間、プロレス界のトップを走り続け、プロレスに留まらず様々なところで活躍しているというのは本当に凄いことです。2月20日は67歳の誕生日でした。その前後にイベントがあり、猪木信者には嬉しい時間となりました。
 19日は中野サンプラザで「闘魂トークLIVE50」が開催されました。50周年にちなんで全国50ヶ所でトークLIVEを行うことになっていますが、その第1回でした。端の方でしたが、最前列の席が取れて、間近でたっぷりと猪木を観れました。入場して来るときにたまたま近くを通り、握手してもらいました。昨年は手術の影響で、歩くのもやっとという感じだったのですが、元気な姿を見せてくれて何よりでした。
 5つの映像集が流され、辻よしなりアナウンサーのサポートも入るという構成でしたが、猪木のいろいろな話しが聞けました。闘魂ビンタは抽選で3名、ジョシュ・バーネットも飛び入り参加しました。「道」のスローバラードの熱唱と123ダーでエンディング。とても楽しかったです。
 22日は「GENOME11」JCBホール大会でした。カード的には面白い顔合わせが揃ったと思うのですが、噛み合なかったという感じです。いつもは早く決着が着き、テンポよく進んでいくのがIGFの良いところなのですが、この日はダラダラした感じになってしまいました。
 メインは小川&澤田対健介&中嶋でしたが、小川と健介の絡みはイマイチという感じで、むしろ中嶋が小川に向かって行った場面、澤田が健介に痛めつけられる場面の方が面白かったです。試合後は例によって、小川が放送席にいた蝶野に突っかかっていきましたが、蝶野が貫禄で圧倒しました。
 バーネットも相手のサップが駄目駄目でしたし、高山対プレデターもイマイチでした。藤波&木戸対藤原&初代タイガーのレジェンドマッチは、何とも懐かしい顔ぶれでした。
 究極のミスマッチ、ミノワマン対ネクロ・ブッチャー、タカ・クノウ対佐藤光留もやはりどうも噛み合ず、ウルティモ・ドラゴンは対戦相手のXことTJが残念な感じでした。定アキラの相手は澤になったので、澤がもっとプロの凄さを見せると思ったのですが、案外でした。猪木はこの日も「道」のスローバラードを熱唱しました。
 健介は自身の健介オフィス旗揚げ3周年記念の後楽園大会も大盛況でした。健介は2年7ヶ月振りに復帰した村上に勝利。中嶋は丸藤と大熱戦の末敗れましたが、とてもいい興行でした。
 新日は14日に両国大会がありましたが、カード的に魅力を感じず、観戦しませんでした。観客動員もふるわなかったようです。中邑は中西を相手にIWGP王座V5を達成しました。このまま絶対王者として君臨し続けて欲しいところですが、面白い挑戦者の出現も望まれます。
 棚橋は矢野と髪切りの因縁マッチ、永田はTAJIRIの毒霧を白目で防御。この辺はどうなんだろうという感じです。
 後藤はハードコアマッチで田中将斗に敗れました。ちょっと負け過ぎです。完全に失速してしまいました。NO LIMITはIWGPタッグ王座初防衛に成功しましたが、まだまだどうかなという感じです。
 ミラノコレクションATの引退セレモニーもありました。なかなか面白い素材だったのですが、目の負傷ということで残念です。第二の人生も頑張って欲しいと思います。
 全日は3.21両国に向けて、盛り上げ中というところです。船木と鈴木の因縁が深まり、金網マッチが決定しました。浜や河野はまだまだという気がしますが。
 ノアは真壁や川田といった他団体選手の参戦が話題になっています。欠場者が続出で仕方のないところです。2.28武道館大会の模様はブログでお届けします。