Vol.181 1107、猪木50年の軌跡


 今月は女子プロレスの話題から。11月7日=イイオンナ、井上貴子の誕生日イベントがありました。久し振りに女子プロイベントに参加しました。武蔵小山の「田でん」という結構女子プロレスのイベントが開かれている店で、何故か、井上京子や堀田の店も近所にあって、ゲスト出演しました。歌とトークで楽しいイベントでした。対抗戦をピークに彼女たちの時代を見て来た者としては、まだまだ彼女たちに頑張ってもらいたいと思いますし、新しい世代の選手たちにももっともっと頑張って、女子プロレスをもう一度盛り上げてもらいたいと思います。
 同日、後楽園ホールで新日G1タッグの決勝戦が行われました。青義軍の永田&井上が優勝というのはイマイチだなあという気がします。もともと新日のタッグリーグはイマイチなのですが、中西&ストロングマンのタッグはなかなか面白かったと思います。IWGP王者の小島が特別参戦という形になったこともあり、IWGP挑戦権をめぐるやり取りが展開されました。結局、小島の希望が通り、中邑の挑戦が決まりました。このところまったくいい所のない中邑に巡って来たチャンスなので、是非、結果を出してもらいたいところです。
 同じくこの日、岩手では、何とサスケが東北ジュニア王座を奪取しました。6月の20周年記念興行はチケットを勝っていたのですが、都合で観に行けませんでした。12月の宇宙大戦争は観に行きます。今や新たな年末の風物詩となった感があります。初めての観戦になりますが、楽しみです。
 11月8日にジョー樋口が亡くなりました。81歳ということでした。このところ姿を見かけないなとは思っていたのですが、またも馴染みの人が亡くなり、寂しい思いです。12月5日のノア武道館は追悼大会となりました。丸藤の復帰戦も決まりました。悲しんでばかりはいられません。これも観に行きます。
 この日はK−1ワールドMAXがありました。このところ仕事が忙しいというのもありましたが、まったく気がつきませんでした。石井が特別参戦しましたが、視聴率は史上最低だったとか。格闘技も苦しい状況が続いています。その石井に完敗した柴田は情けなさ過ぎます。
 14日には「燃える闘魂アントニオ猪木50年の軌跡」を観て来ました。16日には猪木の舞台挨拶もあったのですが、都合がつかなかったので。3千円という料金は高いですが、ほぼNWF時代、異種格闘技戦で2時間、改めて見ても非常に面白かったです。とにかくスケールが違います。こんなレスラーもう出て来ないのだろうなあ。
 18日の新日NEVERでは、天山が1年3ヶ月振りに復帰。アントニーオ本多に勝利しました。私は闘魂三銃士にはものすごく思い入れがあるのですが、その分、第四世代にはあまり魅力を感じません。なので天山の復帰もピンと来ないし、小島がIWGP王者であるという現状も面白くありません。中邑、棚橋、真壁、後藤、さらに内藤の新世代に期待したいと思います。
 20日には全日の最強タッグが開幕しました。武藤全日本はそれなりに頑張っているとは思うのですが、やはり昔の最強タッグと比べてスケールの小ささが寂しいです。
 訃報は続いてしまいます。21日には、愚乱浪花が10月6日に心筋梗塞のため亡くなっていたことが明らかになりました。四十九日法要まで発表を控えていたとのことです。享年34歳の若さでした。残念なことです。
 22日はSMASH初のビッグマッチJCBホール大会が行われました。大盛況だったようです。TAJIRIが独自の感覚で進めてきたものが、とりあえずの集大成を迎えたというところでしょうか。独自の外人ツートを開拓し、宿敵スターバックとの一戦をビッグマッチのメインに相応しいものに高め、見事勝利してのハッピーエンド。試合後は新たな敵であるジョーバックも脚光を浴び、ドラマの続きもありました。パイルドライバーの攻防など試合内容も良かったですし、プロデューサーとしても見事な才能を見せてくれました。朱里と華名で女子も盛り上げてくれました。
 23日のドラゲー大阪府立大会も大成功でした。吉野対CIMAのドリームゲート選手権は、世代闘争の意味合いもある一戦でしたが、吉野が王座防衛に成功しました。スト市の対戦相手として長州が参戦しましたが、その他は純血の選手権で大阪府立を札止めにしたのは立派でした。
 そしてもう一つ悲しい知らせが届いてしまいました。25日に星野勘太郎が亡くなりました。ヤマハブラザースの山本小鉄を追うようにして、67歳でした。謹んでご冥福をお祈り致します。