Vol.198 新日NJC、全日ジュニアタッグ、ノアGHCタッグ


 4月は各団体で春恒例のトーナメント、リーグ戦が開催されました。新日はNJCです。2回戦の後楽園大会を観戦しました。平日、2回戦なのによく入っていました。日曜の決勝は既に完売というニュースが伝わっていました。
 メインは棚橋対内藤でしたが、これがイマイチな内容でした。最後もスモールパッケージで丸め込みということでピリッとしませんでした。最初は内藤が優勝して福岡でもう一丁オカダに挑戦して、20代でIWGP王座を奪取と予想していたのですが・・・。
 オカダは成長しているとは聞いているのですが、どうも凱旋試合のドームでの印象が強く、王者としてはまだまだで、そろそろ取り返されるだろうと思ってしまいます。遅ればせながら大阪での棚橋とのIWGP戦をテレビで見たり、この日も生で観戦して、確かになかなか良くはなっているとは思いましたが・・・。
 この日のベストバウトはセミ前の中邑対アンダーソンでした。2人にはロス道場時代のエピソードもあり、アンダーソンはバーナードがいなくなってシングルプレイヤーとして存在を示す必要があるというのもあって、もしかするとと思いましたが、会場の雰囲気もアンダーソン勝利を後押ししていました。
 中邑は常にいい試合をするようにはなったのですが、格闘技戦でも勝利したかつての強さがまったく見えなくなってしまいました。キャラ的にも変な方向に向かっています。新日本の強さの象徴として早く元に戻って欲しいのですが・・・。
 準決勝は棚橋対アンダーソン、真壁対後藤となりました。となれば棚橋が優勝してIWGPを奪回と予想したのですが、結果は後藤の優勝でした。棚橋でなければ、まさかのアンダーソン、意外に真壁、と思ってたので後藤は一番ないなと思っていました。どうもインタコンチ王座なんてものを保持しているのが納得いかないのです。これでオカダ時代がまだ続くのかなと予想しますが、どうでしょうか。
 全日はジュニアタッグリーグ戦が開催されました。カズ&近藤のチーム246優勝は実力通り、順当勝ちというところでしょう。関本&岡林のアジアタッグへの挑戦は楽しみです。
 金本&田中稔のジュニスタももう一方の実力派でしたが、決勝進出もならなかったのは寂しいです。お笑いと思っていましたが、意外にも健闘し、決勝に進出したのはBUSHI&SUSHIでした。大和&佐藤光留はやはりお笑いに終わりました。ケニーは中澤、KAIはGilletteとパートナーがイマイチで、チームとしてはバランスが悪かったということでしょうか。
 BUSHIは1年間のレンタル移籍という形で新日に参戦が決まりました。40周年の合同興行も決まり、友好ムードの両団体ですが、あまりにベタベタし過ぎるのも、あまりに反目し合うのも良くはないでしょうから、これくらいが丁度良いのではないでしょうか。
 ヘビー級の春の祭典、チャンピオンカーニバルも開催されています。秋山に取られたままの三冠王座への挑戦権を賭けての戦いとなりました。諏訪魔が出たしにつまずいていますが、やはり王座を奪回するのは諏訪魔だろうと思うのですが、どうでしょうか。
 ノアはグローバルタッグリーグ戦が開催されました。ユニット抗争が激化している中での戦いでした。丸藤&ヨネが優勝しましたが、GHCタッグ王者の秋山&齋藤、GHCヘビーとジュニアの王者コンビの森嶋&中嶋は健闘しました。潮崎&本田は得点を伸ばせず、話題のマイバッハ&高山は暴走に明け暮れ、全敗という結果でした。負傷欠場者も多く、やはり今のノアは勢いが出ません。