Vol.203 9.23ビッグマッチ、5★STAR GP


 G1が終わり、夏が終わると、何か一段落ついた気がして、プロレス会場から足が遠のいてしまいました。9月の観戦は1回きりでした。各団体とも引き続き、リーグ戦の開催などあったのですが、今一つ盛り上がりに欠けたように思いますが、気のせいでしょうか。
 みちのくでは、ふく面ワールドリーグ戦が開催されました。5年振りの第5回大会でした。希少価値があって良いです。メンバーもライガー、ウルティモ、獅龍、ヒート、タイガースマスク、ハブ男、ビジャノ、ソラールら豪華でした。そしてサスケが17年目の初優勝という結果も良かったと思います。本当はここにSUGIこと義経が出場するはずで、それが一番の注目だったので、あの騒動で欠場となってしまったのは非常に残念でした。
 ゼロワンは恒例の天下一Jrが開催されました。橋本大地の出場や、怪人ハブ男、めんそ〜れ親父の沖縄プロレス勢、ドラゲーの堀口、久し振りの高岩の参戦は目新しさがありました。沖縄プロレスは国際通りの常設会場を閉鎖し、デルフィンが大阪・和泉市議に転身と転機を迎えて、今後の活動が注目されます。外人勢がまったく馴染みのない選手ばかりでしたが、決勝は日高とジョナサン・グリシャムという顔合わせになり、そのグリシャムが優勝してしまうという意外な結果となりました。
 ノアは17日に大阪でビッグマッチがあり、森嶋が潮崎を下してGHCヘビー級王座を防衛。秋山の20周年記念試合も行われました。ジュニアタッグリーグ戦も開催されました。ゼロワンの日高&大地、KDOJOの旭&トウナイの参戦はフレッシュさがありました。結果は、決勝で石森&小峠が日高&大地に勝利して優勝、ちょっと意外な結果でした。10.8横文では、森嶋対秋山のGHCヘビー級選手権、ゼロワンとの全面対抗戦が決定しました。12.9両国の開催も決まり、いい流れだと思います。
 23日は各地でビッグマッチがありました。新日は神戸で棚橋対丸藤のIWGPヘビー級選手権でした。G1で棚橋が敗れた雪辱戦ということで結果はみえていました。桜庭&柴田の参戦も注目でしたが、相手が井上&ヤングライオンの高橋では、こちらも結果は見えていました。飯伏対田口のIWGPジュニア選手権は、田口が負けちゃいかんでしょと思います。それぞれ鈴木、真壁、ロウキーが登場し、10.8両国に続くという感じでした。CAIOSと新日軍の6人タッグは今の勢いで、後藤がオカダをフォールしました。こちらも10.8両国のインタコンチ戦、権利証争奪戦へとつながりました。ようやく中西の復帰も決まりました。
 全日は横文で船木対諏訪魔の三冠戦でした。流れからいって船木の勝利は予想できましたが、注目は試合時間で27分と長丁場になりました。次期挑戦者は大森ということで、あまりストーリーが展開していかない感じです。ナッシュが参戦して武藤とタッグを結成、蝶野も来場してnWoの復活も話題でした。まだまだ彼らには第一線で頑張って欲しいと思うのですが。
 女子プロではスターダムで5★STAR GPが開催されました。ダーク・エンジェル、木村響子、夕陽と所属外の選手もいましたが、3人以外はスターダム所属選手で、選手層も厚くなりました。美闘陽子が直前に負傷欠場となり、表舞台にまったく出て来なくなってしまったのが残念で、心配ですが。
 9月唯一の観戦は、30日のスターダム新木場大会、5★STAR GP決勝でした。役者も揃って、女子版G1という感じで注目していました。よりによって台風直撃の時間にぶち当ってしまいましたが、応援しているゆずポンが、初戦でつまづきながら、高橋奈苗に勝利して盛り返すという展開で、優勝しそうな気がしたので、見逃せないと思い、駆けつけました。
 昼の部で勝利して、それでも他力本願だったのですが、世IV虎がイオに敗れて、決勝進出。相手は難敵の木村響子となり、大激闘となったのですが、あの根性、頑張りは素晴らしかったです。グラドルの片手間ではなく、プロレスに真剣に取り組んでいるのが感じられます。相当なダメージがあったはずですが、試合後は恒例のファンサービスで笑顔を振りまく姿には感動しました。本当に素晴らしいグラレスラーです。