Vol.216 新日&全日両国大会、GENOME29


 10月6日、スターダム新木場大会を観戦しました。8月10日のファンクラブイベント、後楽園大会、大阪遠征含む5★STAR GPの5連戦、劇場版両国シンデレラ上映会と続いた9週連続スターダムな週末のファイナルでした。5★STARという大きな大会と11.4後楽園大会の間ということで中休み的な感じかと思いましたが、見所満載、好試合の連続でした。
 まずはキッズ・ファイターのあずみがデビュー。相手は怪覆面3人組の中からパッション2号が務め、3分間をしっかりと戦いました。夕陽はモンスターのフィーメル相手にも持ち前の負けん気の強さを発揮していました。川葛と米山&宝城の試合では、川葛がさすがの連携を見せ、宝城も全身全霊のファイトを見せてくれました。
 セミでは惡斗と木村の対等なタッグが始動。かなり危なっかしくはありましたが、エンジェル&彩羽に勝利し、面白いタッグチームになりそうです。
 メインは赤いベルトを賭けて対戦が決まっているイオが岩谷と組み、奈苗が脇澤と組んだ前哨戦でした。このところ頑張っている岩谷が脇澤から勝利し、メインで初勝利、締めも初めて行いました。どんどん新しい力が出て来て、スターダムは本当に面白いです。  14日はスターダムは大阪大会でした。さすがに先月遠征しているので今回はパスしました。新日の両国大会があったのですが、すっかりスターダムずいているので(?)観戦はしませんでしたが、新日も勢い衰えず、良い興行だったようです。カードも豪華でしたし、次ならるドラマも満載でした。
 メインではオカダと棚橋のIWGP戦で、2勝2敗1分で迎えた完全決着戦という趣でした。棚橋が逆レインメーカー、外道クラッチを繰り出すなど闘いは更に進化しましたが、結果はオカダの勝利で、ひとまずの決着が着いた感じです。棚橋は「サラバだIWGP」との言葉を残しました。これでしばらくはオカダとの対戦、IWGP挑戦はないのでしょうが、機が熟せばまた観たい対戦です。勝者のオカダはBULLET CLUBの襲撃を受け、アンダーソンの挑戦が決まりました。納得の展開です。
 中邑はIC王座を賭けてノアの丸藤と対戦しました。内容も良かったですが、勝利という結果を残したことも良かったです。IWGPの設立の精神からは不要なベルトだと思っています。中邑が王者になったときは封印するのではないかと思いましたが、意外にも闘いを通じてベルトの価値を高め、完全に自分のものにしています。試合後は鈴木みのるが挑戦に名乗りを上げ、負けたら鈴木軍入りを要求しました。これも納得の展開です。
 G1を制し、田中将斗にもリベンジを果たした内藤は、もう一人の因縁の相手である裕二郎に勝利し、NEVER王座とドームでの挑戦権を守りました。ここはドームまで負けられないところです。
 休憩明けに、ドームへの参戦を要求する選手として登場したのは何とグレイシー兄弟でした。対戦した永田と桜庭がグレイシー狩りで共闘を宣言し、ドームでの対戦が確定的となりました。今更の感はありますが、プロレスファンとしてグレイシーには借りが残ったままというのは忘れられないことです。やる以上は絶対に勝ってもらわなければなりません。
 26日はTDCホールでGENOME29を観戦しました。久し振りに猪木が観れて満足でした。メインは藤田対鈴木のIGFチャンピオンシップで、あっと言う間の決着でしたが、それはそれで良かったと思います。セミは因縁の小川とアーツがタッグで対戦。予想通り2人は満足に絡みませんでしたが、一騎打ちへの機運は高まったと思います。鈴川と岡本がタッグを組みましたが、ラシュリー&カシンに翻弄されました。IGFは澤田、鈴木、鈴川の闘魂3Sがもっともっと頑張らなければなりません。
 大晦日に両国でINOKI BOM−BA−YEの開催が発表されました。藤田対石井、小川対アーツが浮上しているようですが、大きな事をやって欲しいと思います。
 27日は全日の両国大会がありました。新生全日本は武藤が来る前に戻ったようです。あまり魅力を感じなかったので観戦はしませんでした。特に曙が三冠王者になってしまうなんて。
 合わせて141歳のザ・ファンクスの登場は何といっていいのか。潮崎のバーニング離脱、大森と秋山のタッグ結成は面白いと思います。