Vol.219 2014年も・・・


 今年もスターダム熱は冷める気配がありませんが・・・1.4はスターダム福島大会ではなく、新日ドーム大会でプロレス観戦初めでした。20年以上続いていることですから。馬場さん健在の頃は1.2全日後楽園がスタートで、年頭の挨拶、新春バトルロイヤルを観なければ一年が始まらないという感じでしたが、ここ10年ほどは1.4ドームでスタートが恒例となっています。
 4日は仕事なので平日だと遅れて行くしかないのですが、今年は土曜日ということで最初から観れました。カードも良かったですし、新日は一時期の低迷を脱して、試合内容も期待できるようになっています。それにしてもよく入ったと思います。いいスタートがきれました。ビッグマッチ連発の日程も発表され、勢いに乗っています。G1の決勝が西武ドームというのはちょっとどうかと思うのですが、攻めの姿勢は悪くないです。  Wメインとはいえ、ファン投票により、実質メインが中邑対棚橋のIC戦、セミがオカダ対内藤のIWGP戦となりました。これは妥当な結果だったと思います。オカダと内藤は対格差もありますが、スケールが違うという感じでした。試合時間は30分超でしたが、オカダが危ないとか、内藤が勝つかもとかまったく思いませんでした。そうなると判官贔屓で内藤に声援が集まるかと思いきや、「オカダ早く決めちゃえ」という雰囲気でした。
 対する中邑対棚橋には闘いの歴史があり、2年以上振りというプレミアム感があり、どちらが勝つか分からないというのがありました。それでも中邑が勝つと思っていたし、応援していたので、個人的には結果が不満でしたが、4人の中で明らかに内藤が役者が一枚落ちるという感じでした。内藤はもっともっと頑張って現状を打破しなければなりません。
 年に一度の特別な興行なのである程度はいいと思いますが、さすがに5時間は長過ぎるというのもありました。最後の2試合の前に集中力が途切れてしまった感じです。入場に時間がかかるのは仕方ないとして、煽りVが長過ぎると思います。
 デゥィットのヒールは悪くないと思うのですが、全身ペイントはちょっと違うんじゃないかという気がします。後藤対柴田はいい試合でした。後藤は長期欠場明けで心配しましたが、まったく問題ありませんでした。真壁対ファレも典型的な勧善懲悪で、スカッとする試合でした。ムタもさすがの存在感を示しました。小島のNWA王座奪取も昔ながらのタイトルマッチという感じで良かったです。  永田&桜庭対グレイシー一族はやはり反則決着で引っ張りました。とにかく結果としては負けなかったので最低限のラインはクリアしましたが、別にこんなことでもう引っ張られはしませんが、次は絶対にきっちり勝って下さいという感じです。
 12日は今年初のスターダム新木場大会を観戦しました。夏樹☆たいようの10周年記念試合は、旗揚げメンバーによるタッグマッチで、セレモニーも含めて、とても暖かい感じで良かったです。もう一つの注目は、愛星ゆうなのデビュー戦でした。グラビアアイドルの経験があり、ビジュアルもよく、ゆずポン2世との呼び名もありました。会場前にポートレートが完売になるという人気振りでした。会場に着いたら、あと2枚と言っていたので、つい慌てて買ってしまいました。売店の行列も凄くて、他にも並べませんでしたが。
 とにかく170センチの長身が魅力です。ビッグブーツやかかと落としはインパクト絶大でした。ゆずポンには及びませんが、デビュー戦としては充分に合格点だったと思います。期待大です。
 そして26日はスターダム後楽園3周年記念大会を観戦しました。昨年末の後楽園はよく入りましたが、今回は苦戦すると言われている夜興行で心配していましたが、前回には及ばないもののまずまずの入りでした。
 第1試合で5期生の同期対決が組まれたというのは3周年という舞台で未来を感じさせました。先にデビューしたコグマは素晴らしい素質を持っていると思いますし、愛星ゆうなはスター性充分です。今後が楽しみです。
 ワッキーがタッグ選手権に出場するため、たわしーずに助っ人としてあの豊田真奈美が加入しました。楽しいプロレスにとけ込んで楽しませてくれました。10番勝負に挑戦中の彩羽匠は世IV虎との対戦でした。ゴールデンルーキーとして華々しくデビューしましたが、早くも後輩がデビューするという立場になり、ちょっと伸び悩んでいる気がします。まだまだ頑張れると思います。ゴッデス戦は、残念ながらナナミホが木村&フィーメルに敗れて王座転落してしまいました。まあ仕方のないところでしょうか。
 セミは白いベルト戦で、惡斗と宝ちゃんの初同期対決でした。立会人を初代王者のゆずポンが務め、パイレンジャーで入場してくれたのは嬉しかったです。惡斗はゆずポンに憧れて、付け回し続け、白いベルトにこだわり、やっとの思いで王者となりました。宝ちゃんもゆずポンがデビュー戦の相手で、ずっと全力女子で行動を共にし、師匠と仰いでいます。最高の舞台で実現した対戦でした。
 メインは赤いベルト戦で、イオが夏樹に勝利してV5を達成しました。イオは王者でありながら、まだまだ伸び盛りです。1戦ごとに強くなっていると感じられます。そして夏樹は10周年を区切りに、6月1日の後楽園で引退することを発表しました。驚きましたが、前から決めていたことだというので、あと4カ月悔いのないように過ごして欲しいと思います。
 新日CMLLファンタスティカマニアも興味がありましたが、CSで全戦中継があったのでテレビ観戦にしました。今年は規模も拡大しましたが、どの会場も盛況でした。内容も良かったです。今の新日の選手は皆ルチャにも対応できます。
 CMLLのトップ選手も凄いです。昨年は来日しながらケガで試合には出れなかった2代目ミスティコが日本で初ファイトを披露しました。動きは遜色ありませんが、やはり初代の独特なたたずまいというかオーラはないです。それでもボラドールJr、マキシモなど魅力あふれる選手ばかりで、これからも続けて欲しい素晴らしい大会です。