Vol.220 2月はスターダム強化月間です


 2月のプロレス観戦もスターダムがメインでした。2日には名古屋大会があり、前週の後楽園から5週連続興行でしたが、ここはさすがにパスして、まずは9日の新木場大会を観戦しました。
 前日が大雪でしたが、当日は交通機関の影響もありませんでした。それでも遠方の方で影響を受けた方もいたようですし、雪が残っていたので出掛けるのがおっくうになったという人もいたのかもしれません。若干空席がありました。返ってその方が良かったこともあって、試合後の売店では、いつもの風香GMと柴雷イオに、そしてようやく初めて愛星ゆうなの所に行けました。
 試合の方は、キッズファイトであずみ対久し振りに登場のIOTICA、彩羽匠対愛星ゆうなの大型対決から始まり、川葛対対等タッグ対イオ&ケリーのスクランブル・タッグウォーズでは、対等タッグが不協和音で、試合後に夏樹が惡斗に「お前、何がやりたいんだよ?」と語りかける新展開がありました。夏樹引退後の川葛はどうなるのかという問題もあり、今後が気になります。
 セミは毎年恒例の高橋奈苗情熱注入シリーズ第1弾のコグマ戦でした。負けましたが、負けが続きまだ白星がありませんが、素晴らしい頑張りで、素晴らしい試合でした。初勝利も遠くはありません。メインは、たわしーず対ちびーずのアーティストオブスタダム選手権でしたが、これもいい試合でした。日々成長しているたわしーずにも注目です。いつも通り良い興行でした。
 そしてそのまま夜はDDTの野郎zを観戦。男性限定という大会でしたが、ゆずポンがラウンドガールをやるということで急きょ観戦を決めました。
 ゆずポンは始めはコートを着て登場しましたが、ラウンドが進むごとに1枚づつ脱いでいくということで、伊橋は完全にグロッキーでしたが、あの手この手で4Rまで引き延ばしました。さすがに真霜が怒って乱闘となり、ゆずポンが「私のために喧嘩しないで下さい。分かりました。脱ぎます」とUSA水着姿になり、パイレンジャーの曲でドンチャン騒ぎという内容でした。くだらないといえばくだらないですが、面白いことは面白かったです。
 他もアントーニオ本多対諸橋対大畠美咲の恥ずかしいっと3WAYマッチ、ディーノ対松田慶三の濃過ぎる一騎打ち、ぶさいくな野郎z軍対イケメンのBOYZの全面対抗戦など、お笑いメインの興行でした。まあDDTらしいといえばらしかったです。
 スターダムの興行でよく見かける顔や、ゆずポンマニアの人達もいましたが、昼のスターダムに比べると客入りはだいぶ悪かったです。同じ新木場でも昼と夜ではだいぶ趣が違ったのも面白かったです。
 16日はスターダムの道頓堀アリーナ大会に遠征しました。昨年はゆずポン引退ロードの3月とゆずポンイベントin大阪が開催された9月に大阪IMPホールに行きましたが、今回はゆずポン抜きなのですが、ようやく取れたというか、年度内に取らなければいけないので無理矢理取った遅過ぎる夏休みということで、何処かに出掛けようと思い、そうだスターダム大阪に行こうとなりました。
 決めた後で週プロの記事で知りましたが、今は大阪プロレスが分裂して道頓堀プロレスがあるのですね。道頓堀アリーナはその道頓堀プロレスの常設会場なのですが、取り壊しが決まっているとのことでした。場所は道頓堀のド真ん中、グリコの看板やかに道楽、食い倒れ人形からすぐの所で、大阪ムードが満喫できました。新木場よりも小さくて、近くて、いい会場です。なくなる前に行けて良かったですが、最初で最後となるのは残念です。
 メインは惡斗対彩羽の白いベルト戦、セミは奈苗&夏樹&イオの最強トリオ対たわしーずでした。カードも東京と遜色なしです。今のスターダムは何処に行ってもはずれなしです。
 23日はスターダム新木場大会を観戦し、3週連続スターダムでした。珍しく夜興行、世IV虎とワッキーが欠場でしたが、変わらず盛況でした。
 欠場者が出たため急きょ組まれたキッスファイトにはカイリアンが登場し、それはそれで良かったです。彩羽&ゆうな対米山&コグマでは、予想に反してコグマがゆうなに勝利して、遂に初勝利を挙げました。長野美香から伝授された腕ひしぎではなく、裸締めというのがコグマちゃんらしかったです。七海里対フィーメル&惡斗では、宝ちゃんが4173でフィーメルをフォールしました。この2つの勝利は本当に良かったです。
 例年は猪木の誕生日近辺にIGFの興行があったのですが、今年はありませんでした。大晦日の両国以来音沙汰なかったのですが、年間興行スケジュールが発表になりました。プロレスメインのGENOMEシリーズとMMAメインのIGFシリーズの2本立てとなり、4.5両国でIGF1、7.13福岡でGENOME30、8月頃東京でIGF2、10.13愛知県体育館でGENOME31、そして大晦日に両国で両シリーズのオールスター大会としてINOKI BOM−BA−YEが開催されます。
 石井がチャンピオンというのもピンと来ないし、微妙な感じです。日本人若手は素材はいいと思うのですが、伸び悩んでいるのは試合数が少ないというのもあると思います。もっと興行をやって欲しいのですが、とにかくどうなっていくのか見守るしかないです。
 引退のニュースも続きました。健介が中嶋に敗れて、引退を示唆する発言をし、会見を開いて正式に引退を発表しました。負けて嬉しかったと思ったことで終わりだと思った。あの試合で納得できたので引退試合はしないということで潔いです。寂しいですが、天晴な引き際だと思います。
 女子高生レスラー夕陽の突然の引退発表にも驚きました。やりたいことが見つかったので高校卒業と同時にプロレスは引退とのことです。間違いなく将来の女子プロレスを背負って立つ逸材と思っていたので非常に残念ですが、本人が決めたことなので頑張って欲しいです。
 美し過ぎる格闘家こと長野美香も引退しました。スターダムの両国で見て、本当に美し過ぎて、初めて女子格も見に行きました。妊娠が分かり,引退試合は中止になってしまいました。スターダム大阪大会と重なったので当初から観戦する予定はありませんでした。おめでたいことですが、ファンの方は複雑な心境でしょうね。  訃報もありました。ノアの仲田龍氏の2月15日に亡くなりました。最近はあまりいい話しは伝わって来ず、暴力団との関係もあって、表舞台には出ていませんでしたが、急なことで驚きました。