Vol.222 新日両国よりスターダム新木場


 4月5日、IGF1両国大会を観戦しました。大晦日以来、今年初猪木です。今年から従来のGENOMEシリーズがプロレス中心、今日が第1回のIGFシリーズが格闘技中心の2ブランド化ということですが、そもそもプロレスと格闘技を分ける必要はないと思います。鈴木秀樹が離脱したのはこの路線に反発したとの話しもあります。
 そんなことより興行数を増やして欲しいと思いますが、猪木も議員になってIGFにかかりきりというわけにもいかないので、日本人選手に頑張って欲しいところでしたが・・・。
 前半のMMAルールに登場した鈴川、澤田はまったくいいところなしでした。将軍岡本はカシンと組んで、サップ&ワン・ビンとのタッグマッチだったので持ち味が出せなかったのは仕方ないとして、川口は後半のMMAに出場し、負けっぷりは見事でしたが、惨敗でした。
 藤田と小川はタッグを組んで、アーツ&セフォーとタッグマッチで対戦しました。この組み合わせでまともな試合になるわけもありません。小川対アーツなり、小川対藤田なり、シングルをやって欲しいところです。それでもまともな試合になるかどうかは分かりませんが。  後半のMMA戦も膠着が少なくて良かったのですが、メインの石井はやはり凡戦の判定決着でした。まあ、猪木の元気な姿が見られればいいです。
 最近は月1で男子プロレスとスターダムが2、3回というペースですが、6日はスターダム新木場大会を観戦しました。この日は新日両国大会もありましたが、迷わずスターダム新木場を選んでしまいました・・・。
 愛星ゆうなが負傷欠場、売れっ子の木村響子が不在でしたが、見所は充分でした。メインは夏樹対岩谷のハイスピード選手権で、敗れはしましたが、岩谷は期待以上の健闘を見せてくれました。七海里は脇澤&松本のたわしーずに勝利し、コグマも加わって、アーティスト王座に挑戦する気配。キッズ2人目の真綾もデビューしました。5期生の明日香も帰って来て、6期生が8人いるそうで、これからも楽しみです。
 さて新日の両国ですが、メインでは中邑が棚橋にリベンジしてIC王座を奪回しました。NJCで優勝し、IWGPかICかを選べたのですが、白いベルトを選択しました。この流れなら勝利は予想できました。白いベルトに対する思いの差でしょう。オカダとのIWGP戦も見てみたかったのですが。試合後はグレイシーの挑戦を受けて、桜庭とのタッグで対戦が決まりました。ずいぶん引っ張ってきましたが、ここはもうすっきり決着をつけてもらわないとなりません。
 IWGP王座のオカダはタイトル戦はなく、バレットクラブとのタッグ戦に出場しましたが、AJスタイルズの襲撃を受け、王座戦が決定しました。中邑を除いては新日には挑戦者が見当たらない状況なのでいいかもしれません。
 後藤&柴田の同級生タッグはIWGP王座奪取はなりませんでしたが、まだまだこれからです。NEVER選手権は、石井が内藤に勝利しました。これもベルトへの思いの差でしょう。田口とデヴィットの因縁対決は田口が勝利しました。飯伏のIWGPジュニアへの挑戦が決定し、そろそろ飯伏をストップして欲しいところです。デヴィットはこの試合で新日本を離れる模様です。それに相応しいクリーンファイトで良かったです。WWEに移籍との噂もありますが、それも面白いかもしれません。ここは気持ちよく送り出したいと思います。
 全日は恒例のチャンピオンカーニバルが開催されました。カシンのサプライズ参戦、セコンドに藤田和之が付くという話題はありましたが、もともと寂しいメンバーの上、そもそも曙が三冠王者というのが面白くないのですが、その曙が体調不良で途中欠場。さらに潮崎も負傷欠場となり、盛り上がりに欠けました。大森が秋山を破って優勝というのは良かったかなと思います。
 ノアも恒例のグローバルタッグリーグ戦は開催されました。こちらも新鮮味のない出場メンバーでした。混戦となりましたが、杉浦&田中の弾丸ヤンキースが優勝は、一番インパクトのあるタッグでしたから、まあ妥当なところかと思います。
 W−1はKAIが迷走し、真田がXデビジョン王者として頑張っているという構図です。17日の後楽園大会をサムライTV中継で観ましたが、ガラガラなんですね。新しいことをやろうとしているのは分かるのですが、ちょっとどうかなと思う部分もあります。もう少し武藤が前面に出て欲しい気もします。