Vol.237 新日大阪城ホールからG1開幕へ


 7月4日スターダム初の横浜大会を観戦しました。横浜ラジアントホールは初めて行きましたが、綺麗でいい会場でした。生憎の雨模様でしたが、売店も室内で問題ありませんでした。狭いながらも札止めの盛況でした。メインが赤いベルト戦だったからでしょうか。里村の再戦を前にほーちゃんも彩羽には負けられないところですが、だいぶ苦戦して丸め込みで微妙なカウント3でした。それが彼女のスタイルではありますが、後輩の彩羽相手にはすっきりと勝って欲しかったところでした。
 スターダムはいろいろあって、選手が少なくなってしまいましたが、ほーちゃん、イオ、麻優が3本柱として頑張っていて、更に外人選手が良いのでとてもいい感じになっています。この日でサンダー・ロサ選手が最後でした。試合では大江戸隊として好き勝手に暴れていましたが、全試合終了後にはリング上から涙ながらに挨拶をしました。スターダムの選手も労いの言葉をかけて送り出しました。この暖かさもスターダムの魅力です。
 翌5日は新日の21年振りとなる大阪城ホール大会がありました。オカダがAJから1年2カ月振りにIWGP王座を奪回しました。結果は予想通りでしたが、試合内容も良かったようですし、ハッピーエンドといえるのではないでしょうか。超満員札止めは立派です。
 G1のブロック別け、日程も発表されました。今年はAブロック公式戦とBブロック公式戦が1日ごとに交互に行われるということで、それでもカード的に寂しくはないほどメンバーが充実していますが、今ここでG1の原点であるトップ8選手によるリーグ戦をやったら凄いと思うのですが。
 WWEの日本公演もありました。フィン・ベイラーことプリンス・ディヴィットが出場しましたが、KENTAは負傷で試合はできませんでした。ただせっかくなので日本向けのものではなく、本場そのままのWWEが観たいのですが、今のメインイベンターはどうもスーパースターという感じがしません。
 11日はスターダム新木場大会を観戦しました。メインはイオ&麻優のサンダーロック対メリッサ&チェルシーのカリフォルニアドールズによるゴッデスオブスターダム選手権でした。熱戦になりました。メリッサ&チェルシーは背が高くてダイナミックで魅力的です。それを上回ったサンダーロックも素晴らしかったです。
 20日は大日本初の両国大会がありました。メインは関本対岡林のストロングBJでした。この2人の肉体はメジャー級で両国のメインにふさわしいです。神戸ワールドではドラゲーのビッグマッチがあり、吉野がT−Hawkを下してドリームゲート王座を防衛しました。新世代の台頭も必要ですが、まだまだ現世代に頑張って欲しいのでホッとしました。
 そして札幌でG1が開幕しました。Aブロックは棚橋と飯伏の初対決もありましたが、めずらしく順当なスタートでした。Bブロックは中邑がアンダーソンに敗れる波乱の幕開け。その後は,素行不良の内藤が棚橋、AJに連勝、飯伏がAJに、ファレが棚橋に勝利するなど波乱もある一方で、オカダは順当に3連勝、石井も3連勝と好調ですが、まだまだ先は読めません。
 とにかく全員ケガなくと思っていたのですが、一番期待していた中邑が負傷で離脱。回復次第復帰するとのことですが、開幕戦の敗戦と不戦敗で早くも2敗は、例えすぐに復帰できたとしても厳しい状況です。
 26日はスターダム後楽園大会を観戦しました。久し振りに北側席が開放され、大盛況、大盛り上がりでした。いろいろなことがありましたが、イオ、ほーちゃん、麻優の3人が頑張ってきたことが結果に現れました。素晴らしいです。
 柴雷姉妹タッグは、試合前からの不穏なムードを引きずったままのスタートとなりましたが、終盤には連携も噛み合い、感動のフィナーレを迎えました。
 メインの赤いベルト戦は、1カ月前の再戦で完全決着の時間無制限1本勝負でした。そりゃ里村があんなに気合い入れて獲りにきたら手強いですよ。ほーちゃんはよく頑張りました。そしていい試合でした。でも、頑張ったで終わらせてしまっては失礼なのでしょう。またまた試練ですが、乗り越えてベルトを取り戻して欲しいです。ほーちゃんなら出来ます。