Vol.244 やっぱりスターダム&AgZ、久し振りノア、IGF


 2月7日はスターダム新木場大会を観戦しました。皆勤賞継続中です。3週間振りですが、すごく久し振りに感じました。スターダムvs世界選抜シリーズが開幕しました。選手の離脱が目立った昨年、3本柱が確立したことも大きかったですが、外人選手をうまく機能うしたのも大きかったと思います。そしてその外人選手との全面対決がテーマとなりました。これはなかなか面白そうです。
 まずは5対5のイリミネーションマッチでしたが、スターダム軍は3本柱とそれ以外の差が大きく、世界選抜の総合力が上回り、完敗でした。でもこのままでは終わらないはず。後楽園でのシングル7番勝負が楽しみになりました。
 そして21日の後楽園。昼の時間帯で女子5団体が開催とか。苦戦が予想されましたが、そこそこ入っていて良かったです。いつものように内容は満足ですし、盛り上がっていました。
 残念だったのはほーちゃんがサンタナに負けたことです。やっと白いベルトを取ってくれると思っていたのですが、甘くはありませんでした。サンタナは強いとは思えませんが、上手さはあります。あの丸め込みはイオもやられましたが、説得力があります。これが響いてスターダムが3勝4敗と負け越しとなってしまいました。
 メインのイオ対バイパーは、イオが100キロの巨体をジャーマンでぶん投げられるかを争点でした。見事に投げきりました。赤いベルトを賭けた大将戦に相応しい好勝負でした。そしてイオの見事なエースっぷりでした。
 第1試合には、ビギニングから安納サオリに続いて、万喜なつみが初参戦しました。共同プロジェクトのStaArt発足を受けてのものですが、なつぽいはビギニングで一番のお気に入りの選手なので、素直に嬉しいです。らしさを見せて爪痕を残せたと思います。今後が楽しみです。
 24日は久し振りにノアの後楽園大会を観戦しました。潮崎とマスクを取ったマイバッハ谷口が正規軍に加入、鈴木軍には杉浦と金丸が加入と変化はあったものの、今年も昨年から続いて鈴木軍との戦いが軸になっています。
 セミ前は丸藤&潮崎&谷口対杉浦&KESの6人タッグで、谷口がスミスに勝利しGHCタッグ挑戦を決めました。セミでは金丸が石森に、鈴木軍の介入もあって勝利しGHCジュニアを奪取しました。メインでは、勝てば杉浦に挑戦、負ければ鈴木軍入りだった中嶋が鈴木みのるに勝利しました。どれも想定内の結果でした。セミはタイトルマッチに相応しい内容とはいえませんでした。メインは内容的には鈴木が中嶋を圧倒しており、フィニッシュの垂直落下式ブレーンバスターにも説得力はありませんでした。試合後のマイクもまだまだでした。まあこうやって、手を変え品を変え鈴木軍との抗争を続けていくしかないのでしょう。
 26日はIGFのTDCホール大会を観戦しました。猪木の誕生日が2月20日ということで毎年恒例のこの時期の開催です。猪木ももう73歳ですが、元気な姿が見れて何よりでした。元気があれば何でもできる!まだまだ元気で頑張ってもらいたいです。
 試合は、メインが小川対青木の異色対決、セミは引退を発表した川口が引退7番勝負の第1弾として藤田とシングル、鈴川と天田の異種格闘技戦、カシン対サップなど現状のIGFでは精一杯のカードだったと思うのですが、内容についてはあえて触れません。
 と珍しく男子が続きましたが、28日は女子に戻り、アクトレスガールズの新木場大会を観戦しました。ACT5ということで、プロローグ大会を入れて6度目の興行、前回の他団体との対抗戦を受けての純血興行で全6試合でした。
 女優がリングで闘うというコンセプトは微妙です。選手がすごく頑張っているのは伝わりますが、やはり一番大事なのはプロレスに何処まで真剣に取り組んでいるかです。プロレスとして技術も修練もまだまだですし、エンターテイメントとしても完成度は高くありません。まだ旗揚げから1年も経っていないので長い目で見る必要があると思います。
 そんな中、最後にまなせゆうなが退団という発表がありました。スターダム退団のときもそうでしたが、リング上で自分の言葉で話すという姿勢は立派ですが、何があったのか、これからどうするのか、まったく分かりませんでした。スターダム時代に応援していたら覚えてくれたので、退団後もアクトレスガールズも応援するようになりました。今後もスターダムもアクトレスガールズもまなせゆうなも応援するので頑張ってとしか言えません。
 新日は、中邑とAJに続いてアンダーソン&ギャローズも離脱しましたが、まったく勢いは衰えず、大阪、新潟でビッグマッチがあり、ROHとの合同興行も開催しました。オカダにはまず後藤が挑戦しましたが、すべてにおいてオカダには及びません。CHAOSに勧誘されましたが、どうかなあと思います。内藤のロスインゴベルナブレス・デ・ハポンも今一つで、とてもnWoのようなブレイクは望めません。IC王座はケニーが棚橋を破って新王者となりました。これもどうなのかなぁというところです。これからの展開を考えると、オカダは素晴らしいのですが、ライバルが不在な気がします。
 全日では宮原が史上最年少の三冠王者になりました。諏訪魔が負傷欠場で陣容は厳しいところですが、秋山、大森にはまだまだ頑張って欲しいし、大型の若手も揃っているので、王道を突き進んでもらいたいです。
 W−1では、K−DOJOから来た火野がいきなりチャンピオンになりました。鼓太郎も参戦し、KAIは相変わらず迷走sている感はありますが、面白い展開になっていると思います。
 飯伏が新日、DDTを共に退団し、フリーとして活動するというニュースもありました。真田もアメリカから帰国し、日本に定着するようで、大日本、W−1などに出ています。彼らの今後の動向にも注目です。