Vol.248 大阪、名古屋、横浜、新木場、後楽園


 6月の1週目はスターダムは地方興行、AgZも何もなく、1週お休みかと思っていましたが、もはや1週空くと寂しく感じるようになってしまいました。大阪&名古屋の連戦に、なつぽいが参戦すると発表されたので急きょ遠征することにしました。
 土日で2興行観れれば効率もよく、ありがたい日程です。前からなつぽいが参戦するかもという情報は入っていて、心の準備はできていたので、発表されたのは火曜日でしたが、一気に宿を取って、チケットを予約して、新幹線も予約して、準備完了でした。
 まず4日は大阪平野区民ホール大会で、メインはイオ対シャナのSWA選手権。ヨーロッパ遠征で獲得した4冠目のベルトです。今のイオはどんな状況でも、どんな相手とでも名勝負ができてしまいます。この試合もメインに相応しい試合振りでした。
 なつぽいはデビュー2戦目で中学生の七星ありすとのシングルマッチということで、これはシングル初勝利が観れるのではないかと思いましたが、見事期待に応えてくれました。観に来た甲斐がありました。
 5日は名古屋国際会議場イベントホール大会。大きく綺麗な会場でビッグマッチです。思っていた以上に大きな会場でした。地元のジャングル叫女の凱旋興行でもありました。その叫女は仙女の橋本とのシングルマッチでした。ともに大学で実績を残したアスリートで新人という注目の対決です。スターダムファンとしては叫女に勝って欲しかったのですが、現時点ではすべてにおいて橋本が上でした。
 メインはやはり逸女で、珍しいほーちゃんとのタッグで仙女の里村&岩田との対抗戦でした。久し振りに観る岩田は成長していました。いい素材だと思います。それでもこのメンバーに入るとまだ実力も経験も落ちるのは仕方のないところです。
 なつぽいは同じAgZのエイミーとのタッグで、あずみ&アレックス・リーと対戦し、あずみからフォールを取り2連勝でした。本当に観に来て良かったです。デビュー前から応援していますが、デビュー1周年を迎え、本当に成長しています。
 6月はジュニアの季節、7日は新日スーパージュニアの決勝戦でした。何かメンバー的にちょっとなあという感じで、決勝もオスプレイ対田口で、オスプレイの優勝でした。
 翌週の11日はスターダム横浜大会を観戦しました。メインはスリーダム対大江戸隊のアーティスト選手権でした。相手が曲者でもスリーダムは磐石です。ルーキーズのシングル3番勝負、ありす対クリスと6人タッグ戦があっても6試合組めるというのは選手層が暑くなってきたということです。
 なつぽいの参戦も続いています。第2試合で同じAgZのエイミーと組んで、米山&あずみとの対戦でした。残念ながら3連勝は成りませんでした。
 12日はアクトレスガールズACT7新木場大会を観戦しました。前半の2試合には触れません。セミはエイミーと堀田のシングルでした。エイミーは緊張もあったのでしょうが、まったくダメでした。最近はスターダムにも参戦して頑張ってはいますが、まだまだ実力不足です。この悔しさをバネに飛躍を期待します。
 メインは大注目のstArt対決でした。ほーちゃんとヒロが参戦すると聞いたとき、この組み合わせになってくれれば面白いと思ったカードになりました。ほーちゃん&なつぽい対ヒロ&サオリンです。そして結果も期待通りに、なつぽいがサオリンから初フォール勝ちしました。
 まなせゆうなのAgZラストマッチとなったACT6から2カ月半の間、アクトレスガールズ主催の舞台があったり、スターダムやその他の団体に参戦する選手がいたり、それぞれが芸能活動をしたり、離れていった選手もいて、いろいろなことがありました。そんな中で、なつぽいは本当に頑張っていました。大きく成長しました。それをずっと見てきて応援してきました。だからとても嬉しい勝利でした。
 敗れたサオリンもこのまま黙ってはいないでしょう。アクトレスガールズはまだまだ未熟な団体です。課題も多いです。それでもプロレスを真剣に頑張っているのでこれからも応援していきます。
 14日は小橋建太プロデュースFD3を観戦しました。久し振りの男子です。やはり迫力が違います。特にメインは潮崎&岡林対関本&火野と潮崎が小さく見えるくらいの筋肉モンスターが揃い、小橋の大会ということでチョップ合戦とド迫力でした。小橋と健介の対談も興味深い話しが聞けました。女子では、ほーちゃんが松本浩代と15分ドローでした。なつぽいよりもほーちゃんの方が多く観ていることになります。
 16日はスターダム後楽園大会を観戦しました。遂に美闘陽子の復帰戦です。以前は数回しか観ていなくて、あまり思い入れはなかったのですが、週プロのBY砲対談記事を読んで一気に思いが入ってしまいました。最後の試合となったBY対決は生で観ています。怪我よりも心が折れたなと感じて大丈夫かと思いました。結局そのまま消えてしまったのですが。あれから4年、復帰戦では強い気持ちが感じられました。プロレスが好きだという気持ちも。もともと将来のエース候補だった選手です。この日のような試合が出来れば、これからが楽しみです。
 対戦相手のほーちゃんも素晴らしかったです。この1週間で4連戦、奇しくもすべて観戦しました。4年前のダメダメだった姿はもうありません。すっかり逞しくなりました。4試合どれも素晴らしく、見事に完走してくれました。
 メインではサンダーロックが大江戸隊に屈辱の敗戦となりました。でも問題ありません。リベンジを楽しみにしたいと思います。
 サオリンは松本浩代とチャレンジマッチで、逃げずに立ち向かい、ボコボコにされましたが、立派でした。なつぽいはあずみ軍団との対戦で敗れてしまいましたが、そろそろもう一つ上のステージに行ってもらいたいところです。
 とりあえずスターダム&AgZの連戦は一区切りし、19日は新日大阪城ホール大会がありました。オカダが内藤からIWGP王座を奪回しましたが、まあそうだろうなあというところです。ラダーマッチとか4WAYとか、ちょっとなあと思うところもあります。それでも人気に衰えはないようで、G1のチケットが発売されましたが、決勝の両国大会は迷っているうちに1週間で完売したようです。中邑もいないことだし、だったら今年は観なくていいかということにしました。
 26日は再びスターダム新木場大会でした。「これといったカードもないのに」と某GMが言ってしまいましたが、またも超満員札止めでした。目玉は美闘の復帰後新木場初登場、イオ&ほーちゃんとのトリオ結成。名付けて「BI宝」でしょうか。メインで大江戸隊と対戦しましたが、木村&花月抜きでは勝負になりません。
 セミではチェルシーtがシャナとタッグを組み、麻優&桃に牙を剥きました。タッグのベルトを大江戸隊に獲られていることですし、まずはスターダム正規軍対大江戸隊、世界選抜という闘いの図式になるようです。サンダーロックにリベンジをしてもらいたいので、望む流れです。
 もう1試合注目のカードがありました。叫女対なつぽいです。実力では叫女が上なのは明らかですが、ビューティー対決と名付け、ジャングルの妖精を名乗って、キャラも強かった。残念ながら完敗でした。それでも、なつぽいも光るものはありました。着実に成長しています。試合後握手を求められましたが、払いのけました。その気持ちも良しです。
 夜はアクトレスガールズのイベントがあり、またも1日ぽいぽいデーでしたが、この日は猪木アリ戦からちょうど40年、世界格闘技の日だったのですね。スターダム&アクトレスガールズな、更にはぽいぽいな日々は来月も続きます・・・。