Vol.256 ドリームゲート、アクトレス、スターダム


 2月は2日のドラゲー後楽園大会からスタートしました。めずらしくシングルマッチが2試合ありました。まず第2試合で若手のビッグR清水と新人の山村武寛が20分フルタイムのドロー。意外な大熱戦でした。
 メインはYAMATO対ハルクのドリームゲート選手権でした。今最高のカードではないでしょうか。いい試合でした。でも何かいまひとつな感じでした。会場の盛り上がりも欠けていたと思います。ドラゲーは6人タッグが一番も白いと言われていますが、その通りな感じでした。
 興行が長過ぎるというのもあります。セミはヴェルセルク対土井&Ben−KとX2人の8人タッグでしたが、Xは望月とCIMAになるかと思いきや、ビッグR清水と山村の抜擢にとなり、第2試合の引き分けがここに繋がります。試合後は、謎のドクターヴェルセルクがパンチ富永と判明し、オーバージェネレーションとの遺恨に現在無所属の土井が加わり、次回大会の予告編となり、この時点で9時を回っていました。もうこれで終わりでいいという気持ちでした。マイクなど面白いのですが、試合内容も素晴らしいのですが、とにかく長いのが難点です。
 そしてその後は女子おラッシュとなりました。アクトレスガールズがあちこちに参戦するので。嬉しいことなんですが、
 5日は1月に続いて2度目のラゾーナ川崎でJWP&ディアナのWヘッダーでした。昼のJWPでは、第2試合でたむちゃんが勝愛実と組んで、Sareee&ライディーン鋼と対戦しました。Sareeeの厳しい攻め、鋼のパワー攻撃に果敢に立ち向かい、勝の鋼に勝利をアシストしました。大健闘でした。サオリんはセミで中森華子と対戦しました。JWPのエースで王者を相手に、結果はともかく、こちらも健闘しました。
 メインはボリショイ&Leon対花月&希月あおいのタッグ選手権でした。やはり急造チームはでは王者チームの敵ではありませんでした。JWPは、最近アクトレスガールズが参戦するようになって18年振りに観るようになりましたが、その前はキューティー鈴木のファンでよく観ていました。その頃からいる選手はボリショイだけになってしまいましたが、もうすぐ25周年を迎えます。そのボリショイから最後に「30年、40年と続けたかった」という意味深な発言がありました。その後、全選手が退団して新団体を設立することが発表がされました。せっかく縁あってまた観るようになり、昔から馴染みのあるJWPという名前がなくなるのは寂しいですが、止むに止まれぬ事情がるのでしょう。名前は変わっても、これからも頑張って欲しいです。
 夜のディアナでは、第1試合でなつぽい対みゆ姉の提供試合がありました。高瀬みゆきはデビュー2戦目ですが、堂々としたファイトは立派なものです。なつぽいもいつの間にか先輩として後輩に胸を貸す立場になりました。ここは貫禄勝ちでした。
 セミの正規軍対クライシスの8人タッグは3本勝負でしたが、最後はクライシスがダーティーなリングアウト勝ち。メインのタイトルマッチは、ビッグバン・ニコルでは伊藤薫の敵ではありませんでした。
 Sareeeが2.26後楽園をもってディアナを退団し、シードリングに移籍することが発表されています。他の若手も欠場中で、ディアナもアクトレスガールズが参戦するようになって観戦するようになったのですが、これからどうなってしまうのか気になるところです。
 10日はREINAの新木場大会を観戦しました。平日は厳しいのですが、アクトレスの2トップが参戦するということで。サオリんは結奈とセクシー対決というよりコミカルな試合で楽しませてくれました。なつぽいはメインで中森華子&里歩と組み、真琴&小林香萌&日向小陽との対戦で、厳しい試合となりました。だいぶ攻め込まれ、健闘はしましたが、小林にフォール負けしてしまいました。
 ハイジ・カトリーナは前に見たときは、ちょっといい感じだったのですが、何故か全身緑ペイントの怪奇派に変身していました。アレックス・リーも参戦していて久し振りに見ました。客入りも悪く、前途多難な感じですが、頑張ってもらいたいです。
 11日はスターダム新木場大会を観戦しました。JWPの板橋大会になつぽいが出ることになったので迷いましたが、スターダムを選びました。麻優の体調不良による欠場は嫌な感じしかしませんでしたが、ツイッターで次回は出場するとつぶやいていたので少し安心しました。本当に最近、痩せ過ぎで、体調管理をしっかりしてもらいたいと思います。プロなんだから。負傷欠場中の桃も来場して元気な姿を見せてくれました。
 トニー・ストームが帰って来たのは嬉しいですが、他の外人は今ひとつな感じです。外人路線歓迎ではありません。もうアクトレスは参戦しないのかなあ。
 12日は3日連続の新木場でアクトレスガールズのACT15でした。メインは、なつぽい&Sareee対真琴&サオリん、やはり闘ってタッグを組んだ経験もあり、練習なども一緒にしているなつぽい組の方が、急造タッグのサオリん組よりチーム力で勝っていました。
 セミのたむちゃん対中森華子もいい試合でしたし、堀田対なおにゃーも、大丈夫かという感じでしたが、なおにゃー健闘しました。噛み付き攻撃は良かったです。
 第1試合はまだ3戦目のみゆ姐とあきば栞のシングルでしたが、新人離れした貫禄でさすがみゆ姐と呼ばれるだけのことはあります。第2試合では五十嵐乃愛がデビュー、天然でおっとりした娘なので、こちらも大丈夫かと思いましたが、サオリん相手に充分合格点の試合内容でした。今日も素晴らしい興行でした。アクトレスガールズいいです。そして打ち上げも楽しかったです。よい一日でした。
 23日はスターダム後楽園大会を観戦しました。平日ということで、これまでは何とか最初から観れたのですが、今回はとにかく忙しくて、あとは前半はまあいいかなという感じもしていて、第3試合からの観戦でした。トニー・ストームのSWA選手権でしたが、トニーは本当に素晴らしい選手なのでこれは観れて良かったです。
 ハイスピード戦がお粗末でした。そもそも選手権で3WAYが気に入りません。おまけにクリスがチャンピオンってないでしょう。麻優も今の状態ではいけません。メインとセミに登場した2人とすっかり差がついてしまっています。奮起を期待します。
 セミは、ほーちゃん対叫女の白いベルト戦でした。叫女がほーちゃんをだいぶ追いつめたようにも見えますが、実はほーちゃんがしっかり受けて、引き出していました。まだまだ差はあります。
 メインの赤いベルト戦もシェイナ・ベイズラーがMMAファイターということで、イオ危うしという雰囲気もありました。これもまたかなり攻め込まれていたようにも見えましたが、まったく心配はしていませんでした。プロレスでイオが完勝だったと思います。新記録のV11を達成し、もう本当に世界のエースです。
 26日はディアナ後楽園高いを観戦しました。例によってアクトレスガールズの提供試合があったからですが、奇しくもSareeeのディアナ卒業マッチで世志琥との一騎打ちという素晴らしいカードが観られました。このカードは名勝負数え唄級のクオリティーです。そして最近よく観るようになり応援しているSareeeが勝利し、感動的でした。井上京子、伊藤薫、豊田真奈美、吉田万里子ら懐かしの全女勢も観れました。
 アクトレスは、ぽいりんぱんまんが仲が悪いのか、良いのか分からないチグハグ振りで、相手がたむちゃん&デビュー間もないみゆ姐ということで、えっという試合でした。それはそれで楽しくはありましたが。
 ゆずポンイベント、なつぽい&Sareeeイベントなどもあり、2月も女子プロレス周辺でハードスケジュールでした。