Vol.257 3月5日と26日はアクトレスの日


 3月5日はアクトレスの日、新木場で初の昼夜興行でした。昼はACT16。清水ひかりがデビューしました。今年に入って、高瀬みゆき、五十嵐乃愛と新人のデビューが続いています。3人とも充分に合格点のファイトを見せています。デビュー戦の相手を務めた、たむちゃんもまだデビュー1年未満ですが、堂々たる試合振りで何とも頼もしいです。
 ぽいマンとブラックポテ子のタッグ対決という楽しい試合もあり、メインは安納サオリ対角田菜穂でした。なおにゃーもとてもいいコで応援しているのですが、初期メンバーですが、芝居の方にも比重を置いていることもあって、プロレスの方は今一つでした。前回の堀田戦を経て、メインに登場となりましたが、すごく良かったです。堀田も褒めていたし、本人も吹っ切れたと言っていました。ちょい悪キャラが確立した感じです。
 夜はACT17。何と言っても本間多恵の1年振りの復帰戦です。彼女も初期メンバーでリーダー的な存在でしたが、ヒザ靱帯の損傷により欠場していました。その間もセコンドで、売店部長として、アクトレスを支えて来ました。復帰戦の相手にはこの一年で大きく成長した万喜なつみを指名。タッグマッチで多恵ちゃんはたむちゃんと、なつぽいのパートナーはXとなりました。入場時に流れたテーマ曲は堀田のものでした。予想は出来ましたが、いいカードでした。
 多恵ちゃんは、なつぽいにも堀田にも果敢に立ち向かって行きました。想像以上にしっかりと闘えていました。たむちゃんもしっかり試合に絡んでいきました。最後はなつぽいがジャーマンスープレックスホールドで多恵ちゃんをフォールしましたが、この一年の成長振りでもっと楽に勝てるだろうと思っていましたが、すべてを出し切った上での勝利でした。素晴らしい試合でした。
 みんながトップを目指してバチバチやり合うのもアクトレスの素晴らしいところです。辞めていった選手も多いのですが、また選手層も厚くなってきました。もの凄くレベルアップしています。新木場も満員にならないのが残念です。もっとアクトレスを知ってもらいたいです。絶対に面白いですから。
 この日はスターダムは名古屋でビッグマッチがありました。金曜日から地方3連戦でした。以前だったら遠征も考えたところですが、今はその気になりません。花月が赤いベルト挑戦とか、ハイスピードはクリスがチャンピオンで3WAY戦、トニーとベイズラーの対戦は面白そうでしたが、レフェリーがダウンしている間にタップしたとかしょーもないことをやっていたようです。松本浩代のバックアップと美闘の事情で、叫女がほーちゃんに勝利してタッグ王座を戴冠しましたが、まだまだチャンピオンとは認められないです。美闘は右手指の腱の負傷を手術するため長期欠場となります。桃も欠場中、麻優もすっかいレベルダウンしてしまった感じで、ヒロやナツコもまだまだ。キッズや外人ばかり増えてもなあというところ。20日の後楽園でイオとほーちゃんの赤いベルト戦がやや唐突に決まりましたが、結局この2人に頼らざるを得ない状況です。このままだとちょっとやばいと思います。
 8日は初花やしき座でした。小さいですが、よい感じの会場でした。JWPですが、ぽいたむが参戦したので。なつぽいは第1試合でビジュアルハント戦でした。藤ヶ崎矢子が自分のことを可愛いと思っているレスラーを成敗するシリーズに待望のなつぽい戦です。健闘しましたが、成敗されてしまいました。矢子はPOPのベルトを持っているので、逆ハントして再びベルト挑戦に持っていって欲しかったのですが、残念でした。たむちゃんは勝とのタッグでした。このタッグもなかなかいいです。相手がタッグチャンピオンのボリショイ&レオンではさすがに厳しかったです。それでも充分に健闘しました。
 メインは中森対米山の無差別級選手権の大一番でした。JWPが25年の歴史を閉じようという今、意義のある試合、好勝負でした。
 9日はイオ10周年記念後楽園大会でした。里村とのタッグは確かに貴重ですが、全体的にスターダムの延長という感じで、カード的にはあまりインパクトは感じませんでした。ミッドナイト・エンジェルは嬉しいですが、ミックスドマッチは好きではありません。男子は男子、女子は女子でみたいので。
 それでやっぱりメインのイオ&里村対麻優&橋本は素晴らしい試合でした。そして今や紛れもない女子プロレス界のエース、女王という存在であり、デビュー10周年を迎えて、なおも進化し続けるイオは素晴らしいです。
 12日は東京女子プロレスを初観戦しました。会場の練馬Coconeriホールも初。たぶん家から最も近い会場で、綺麗な所でしたが、ひな壇になっていないので観にくいです。まなせゆうなが参戦したので行きましたが、予想通りプロレスとしてもエンターテイメントとしてもレベルは低かったです。
 3月20日、3連休の最後にいろいろ重なってしまいましたが、昼はスターダム後楽園を観戦しました。メインはイオ対ほーちゃんの赤いベルト戦で、これは文句なくいい試合でしたが、現状ではやはりイオの勝利は揺るぎませんでした。もう少し暖めてもよかったと思うのですが、たて続きの後楽園で、このカードしかないという状況でした。美闘と桃が欠場。トニー・ストームはいいですが、他の外人は今一つ。叫女はよくなってますが、麻優が不調、ヒロはまだまだで、イオとほーちゃんの負担が大きくなっているように思います。
 夜は、ぽいたむが参戦ということでHERO15板橋グリーンホールに行きました。なつぽい&中森華子対たむちゃん&松本浩代という好カードでした。なつぽいは2人のパワーでだいぶ攻め込まれてしまって、ダメージが心配されるほどでsたが、試合後には元気な姿を見せてくれて一安心でした。この日もWヘッダーでハードスケッジュールの中、小さな体で怪我をしないのは本当に立派です。
 21日にはWAVEに初参戦と本当にハードスケジュールです。なつぽいが出るというので行きましたが、JOSHIPRO祭りというタイトルで、プチオールスター戦のような感じでした。10分1本勝負のシングルが10試合。19時開始はありがたいし、休憩時間なし、無駄な間もなく21時少し過ぎには終了と進行もスムーズでいい興行でした。10分では勝負のつかない対戦もありましたが、見所はありました。豪華メンバーの中でもなつぽいはキラリと光るものがありました。平日とはいえ、これだけのメンバーで客入りは少し寂しかったです。女子プロレスの現状はまだまだ厳しいですね。
 20日は空前の興行ラッシュでしたが、一番のビッグマッチはDDTのさいたまスーパーアリーナでした。20周年は立派です。新日は新潟でNJCの決勝戦でした。チャンピオンは出場せず、挑戦者決定トーナメントになっていますが、柴田対ファレというのはいかがなものでしょう。
 26日もアクトレスガールズの日になりました。新木場で昼アクトレス、夜スターダムでしたが、夜はアクトレスガールズのイベントでたむちゃんとなおにゃーのバースデイパーティーがかぶってしまい、新木場からイベントに行ってしまいました。
 昼のACT18のメインは、なつぽい対山縣優でした。実力もあるし、何ともつかみどころのない選手で、難しい相手だったと思います。健闘はしましたが、このところ厳しい闘い続きで負けが込んでいます。頑張れ。
 セミはサオリん&たむちゃん対多恵ちゃん&堀田となれば、いい試合になるに決まってます。たむちゃんの気迫、向上心が半端じゃない。デビュー1年未満でこれだけ出来るというのは素晴らしいです。多恵ちゃんも1年ものブランクがあれば抜かされても仕方ないところですが、抜かせないところが凄いです。試合後も2人の気持ちは収まらず、次回大会で一騎打ちが決まりました。これは楽しみな一戦です。リング上ではバチバチにやり合うのがアクトレスの魅力です。
 新人の関口登子もデビューしました。ミスターアクトレスとコールされたボーイッシュで今までにいないタイプです。試合内容も充分合格点でした。同期対決したみゆ姐と乃愛もまだド新人ですが、いい試合でした。さらに練習生も入って来ています。だいぶ層が厚くなってきました。
 ツートップと呼ばれるサオリんとなつぽいは、このところトムとジェリーと言われるチグハグな関係ですが、共闘していくことになりました。今後がいろいろと楽しみになってきました。