Vol.264 大館プロレス祭り再び、猪木生前葬、マスクフィエスタ


 10月は1日からWヘッダー。昼はいろいろとかぶっていましたが、スターダム新木場大会を観戦しました。5★STARGPが終わり、次のタッグリーグまでの狭間の大会で、赤いベルトの王者になったトニーは帰国して不在、麻優も負傷欠場でしたが、何故か大盛況でした。麻優も会場には元気な姿を見せてくれ、いつもの天然振りを振りまいていました。
 メインはQQ対大江戸隊の6人タッグでした。ダークサイドバージョンのたむちゃんは初めて観ましたが、なかなか良かったです。ただたむちゃんもかねてからの負傷の治療のためしばらく欠場になるとのこと。相当頑張っていたので仕方のないところですが、残念です。会場には来てダンスやセコンドはやるとのことです。
 セミはマーベラスの彩羽匠が久し振りの参戦でした。叫女と特にナツコが大健闘しましたが、勝ったのはニュートラでした。試合後、美闘が登場し、彩羽との白いベルト戦が決まりました。後楽園の目玉カードが出来ました。
 そして川崎に移動してディアナでアクトレスガールズの応援でした。川崎市体育館がカルッツ川崎としてリニューアルオープンし、こけら落としでした。すっかり綺麗になりました。大きいですし、女子の聖地として復活して欲しいところです。
 さむ&なつりーがCRYSISと対戦でしたが、やはり相当厳しかったです。 メインは京子&ジャガー&神取対堀田&貴子&伊藤という超豪華6人タッグでいいカードでしたが、全5試合の割にゲストの挨拶やらパフォーマンスやら余分なものが多くて長い長い。照明も暗くて観ずらかったです。
 3日はWAVEのヤングオーオー!を初観戦。会場のアイスリボン道場も初めて行きました。さすがに遠かったです。最前列席にしたのですが、裏側の端っこで観るのには最悪でした。アクトレスガールズのなつぽいが田中ミキと組んで、みゆ姐&長浜浩江と対戦でしたが、他全4試合ともかなり面白かったです。特にマーベラスの新人、田中ミキのキャラは強烈でした。
 5日はドラゲー後楽園大会を観戦しました。久し振りでしたが、何気に豪華なラインナップでした。セミはCIMAとドン・フジイの20周年記念で、望月を加えたトリオで、サスケ&人生&TAKAとの試合でした。何とも懐かしいという感じで良かったです。
 そしてメインは6年という長い間続いたジミーズのラストマッチでした。ヴェルセルクとの12人タッグマッチでした。そもそも人気のジミーズがここで解散というところからして、ファンをいい意味で裏切るアクティブさがドラゲーの人気の秘訣でしょう。ラストもすんなりとは終わりませんでした。前の試合で誤爆からススムがヴェルセルクのに誘われるという前振りがあり、この日もそんな動きがありましたが、結果は神田がの裏切りでした。なるほどという感じです。少しムードが壊れましたが、最後は残った5人がしっかり締めてくれました。
 と月頭から飛ばしましたが、12日は大館プロレス祭りに遠征しました。定期的に開催されていたようですが、大館市民体育館の取り壊しが決まったということで、ファイナルカウントダウンとのことです。5月にもあって、このときはアクトレスガールズ初の地方興行という形だったので行きました。今回はアクトレスは2試合、木曜開催なので2日休まなければならずということで迷いましたが、結局行くことにしました。アクトレスは、なつぽい&なおにゃー対ナオリん&ひーちゃん、多恵ちゃん対みゆ姐というなかなかの好カードで良かったです。メインは佐々木&ジャック吹本&竹田の蛍光灯&有刺鉄線ボードデスマッチで、デスマッチはほとんで観ませんが、最前列席で蛍光灯の破片が飛んで来たりして面白かったです。ディーノも参戦し、5年前にゲイタウンどうのこうので絡みがあっちょうで、サプライズでサスケが立会人として登場し楽しませてくれました。行って良かったと思います。
 東京に戻り、14日は半蔵門プロレス新木場大会。まったく知りませんでしたが、またもアクトレスが出場するということで観戦しました。なつぽいが日向小陽と組んで、サオリん&偽夏ぽいこと夏すみれとの対戦でした。なつぽいと小陽のタッグはたぶん初と思いますが、魅力的です。ただ夏とはちょっとコミカルな抗争をしていることもあって、試合内容はあまり期待していなかったのですが、思わぬ大熱戦となり、20分時間切れ引き分けでした。いい試合でした。メインは山縣優対バンビでした。小林香萌と趙雲子龍も大館から続けて観ることになりました。吉田万理子やMAZADAも出ていました。知らない選手もいました。プロレス界は狭いのか広いのか、とにかく奥が深いです。
 怒濤の1週間、締めは15日のアクトレスガールズACT25新木場大会でした。アクトレスの本場所、これは見逃せません。メインで初の選手権試合、サオリん対多恵ちゃんのPOPを賭けた一騎打ちでした。もちろん良い試合でした。他もすべて良い試合でした。みんな着実にレベルアップしています。客入りも良かったと思います。本当にみんな頑張っていて応援のし甲斐があり過ぎます。
 まだまだ続くラッシュ。17日はスターダム後楽園大会を観戦しました。平日夜とはいえ、麻優が欠場しているし、赤いベルト王者のトニーもいないとはいえ、寂しい入りでした。メインは美闘対彩羽の白いベルト戦でした。熱戦ではありましたが、30分時間切れドローはやはりちょっと消化不良の結果です。QQ対大江戸隊のシングル3本勝負は、欠場中のたむちゃんもマネージャーとして盛り上げ、試合内容もどれも悪くはありませんでしたが、結果は2勝1敗で大江戸隊の勝利と予想通りでした。桃が復帰を宣言したのは嬉しいニュースでした。タッグリーグに参戦している新外人も4人出ましたが、今回はイマイチな感じでした。まあトニークラスがそうそういるわけもありませんが。
 20日はディアナ新宿FACE大会でした。なつぽいが参戦し、堀田と組んで、ニュートラとの対戦でした。やはりかなり厳しい戦いになりました。 メインはリアルバースデイで主役の伊藤薫で、対戦相手が再入団となったSareeeとなり、これは嬉しかったです。久し振りに観るSareeeやっぱり良いです。 ただ席が悪くて、照明もダメで、いい写真がまったく撮れませんでした。試合後の売店も時間がなくてバタバタ。どうも新宿FACEという会場は好きになれません。
 21日はISM2両国大会を観戦しました。久し振りの猪木です。全日横文になつぽいとサオリんが参戦し、かぶったのが悔やまれましたが、ここはさすがに猪木でしょう。試合の方は例によってです。メインはスコット・ノートン対ピーター・アーツです。20年前だったら考えられない対戦ですが、どちらももう全盛期の状態は望むべくもなく、顔見せでした。全試合終了後に猪木生前葬が行われました。お遊びな幹事でしたが、猪木ももうそんな年なんですねえ。スタン・ハンセンの来場は嬉しい限りです。
 25日はCMLL−REINA後楽園大会を観戦しました。真琴が1日限定で復帰しました。デビューする人、復帰する人もいましたが、まだまだ他団体の力を借りないと成り立たない状態ということでアクトレスが大挙参戦でした。なつぽいとみゆ姐は前日に急きょ決定というドタバタ振り。大歓迎でしたが。 サオリんと堀田のタッグ、アクトレスの金城真央のデビュー戦、CMLL世界選手権もあり、全10試合でどうなることかと思いましたが、進行よく9時少し過ぎには終わりました。
 29日はWヘッダー、まずはアイスリボン後楽園大会を観戦しました。スターダム新木場とかぶりましたが、なつぽい&多恵ちゃんが初参戦ということでアイスを選択しました。いろいろな経緯があってこれはちょっとした事件なのです。対戦相手が弓李&松屋うのという大した事なさそうな選手だったので楽勝かなと思っていたのですが、意外と熱戦になりました。それでも最後はなつぽいがジャーマン一発できっちり勝利。本当に見事なジャーマンでした。素晴らしいです。
 引退間近の豊田真奈美や井上貴子も参戦していましたが、全体的にアイスの選手は思っていたよりしっかりしていました。客入りも悪くありませんでした。 それにしてもこの上、アイスリボンまでとなると大変は大変なのですが、アクトレス対アイスの続きも観たいですし、なかなか良い興行でした。
 夜は新木場でスターダムのマスクフィエスタでした。年に一度のマスクの祭典、ゆずポンマスクです。今年は何の目玉もなく、年々規模が小さくなっている感じです。試合内容も完全にお遊びで、珍しく雨だったこともあり、客入りも寂しかったです。夜もOzの横文とかぶっていて、その影響もあったかもしれません。本当に女子プロレスは細かく分かれ過ぎです。少し考えないとメジャーになれません。
 31日、本当のハロウィンは、全日本新木場でアクトレスガールズでした。なつぽいが沙紀と組み、サオリんが野崎渚と組んでのタッグ対決でした。サオリんが沙紀に勝利という結果は非常に嬉しいとともに、また一つアクトレスがステップアップしたなと思います。
 全日本の興行としても、大日本から関本、橋本大地も参戦。W−1からも参戦で、大森対征矢のGET WILD対決もあり、もちろん秋山、諏訪魔&石川も登場と、これで新木場でいいのというような豪華版でした。最後は宮原が締めました。無冠になってしまいましたが、エースの存在感でした。