Vol.273 イオのいないスターダム、アクトレスガールズ舞台カウント2.9!


 7月4日アクトレスガールズ新木場大会を観戦しました。途中入団の沙紀が初期メンに噛み付いて、正直なところ何をしたいのかよく分からないのですが、波風が立って、対立構図ができて、サオリんvs沙紀が頂上決戦、大一番になりました。当初このメインだけが発表になり、記者会見もしてYouTubeに流して煽っていました。最近は何大タイトルマッチとか、1本のカードで勝負という興行がないのですが、こういうのあってもいいと思います。客入りも良くて何よりでした。絶対的にサオリん支持なので勝って欲しかったのですが、残念な結果になってしまいました。それでもこれも試練です。乗り越えて前に進んでくれると思います。みゆ姐が沙紀に宣戦布告しましたが、いい流れたができていると思います。
 実はメイン以外もすごくいいカードで、メインの結果以外は全て素晴らしかったです。セミでは多恵ちゃんとみゆ姐の一騎打ちで、これはもうどっちも頑張れなのですが、結果みゆ姐が勝利して最後のマイクにつながるのですが、結果はともかく素晴らしい試合でした。未来ちゃん&翔くんは茉莉&さくらんボニータに勝利し、結果も最高、試合内容も最高でした。なつぽいは第2試合でひめかちゃん&ももちゃんと組んで堀田&ひかりちゃん&イナちゃんと珍しい6人タッグでしたが、これもまた素晴らしい試合でした。アクトレスガールズやっぱり素晴らしいです。
 8日は興行ラッシュ、アクトレスガールズも各地に散らばっていましたが、昼夜新宿FACEでした。昼はAKINO20周年興行で、MK4のメンバーでAKINOとシングルで戦った翔くんに加えて、なつぽい、みゆ姐が参戦しました。なつぽいは尾崎とシングルでした。AKINOがリクエストしたカードで、なつぽいの見た目と試合のクオリティーの高さとのギャップがすごいとの話しがありました。認められているのは嬉しいことです。でも尾崎が相手なので、もちろんポリスも加わって、やっぱりだいぶやられました。それでもクオリティーの高さは見せました。そして何とか無事に終わって何よりです。これでプロレスはしばしお休み、生誕祭、舞台が迎えられます。みゆ姐も相手が旧姓・AKINOでこの日はバラエティーの試合でしたが、とても頑張っています。
 夜はOzの通常興行でした。無差別級選手権次期挑戦者決定変則トーナメントにMK4でレギュラー参戦している翔くんに加えてサオリんがエントリーされました。6選手による抽選で3試合が決まりましたが、サオリんの相手はよりにもよって松本浩代でした。勝てるわけがありませんが、健闘しました。昼はK-DOJOからのWヘッダーで大変だったと思いますが、これでサオリんも何とか無事に舞台モードに入れます。翔くんも尾崎との対戦になり、MK4対正危軍の総力戦となりました。敗れはしましたが、初めて観るOzでの翔くんが頑張っていました。トーナメントとしては、もう1試合はアジャが米山に勝利しました。何だかすごく順当で面白みがなかったです。
 14日はスターダム新木場Wヘッダーでした。スターダムの興行も3週間振り、イオのラストマッチから1カ月振りの観戦でした。昼はほぼ満員の入りでしたが、夜はだいぶ減りました。土曜の夜は苦戦すると言われていて、前もこんな感じでした。ただやはりイオのいない穴は大きく、何か足りない感はありました。米RISEとの対抗戦がテーマでしたが、どの選手もパッとしませんでした。巨漢でムーンサルトもやるというキキョウという選手が一番面白そうでしたが、練習中に負傷し欠場となってしまったのは残念でした。外人ではやはりバイパーが存在感を示していました。他はユニット抗争が主軸ですが、花月が赤いベルト、桃が白いベルト、麻優がゴッデス、ジャン叫がアーティストの王者ですが、核になる存在がいないと思います。
 そんな中、この日の主役になったのはたむちゃんでした。刀羅ナツコとRISEの2選手とともにエントリーされた1DAYトーナメントで、1回戦は欠場となったキキョウとの対戦だったので不戦勝となり、幸いなのか不運なのか分かりませんが、夜の決勝はメインでブリット・ベッカーに勝利し優勝しました。今スターダムで応援しているのはたむちゃんだけになってしまったので私的にはすごく嬉しい結果でした。アクトレスでデビューしてすごく良いものがあったのですが、ツートップの壁は破れず、スターダムに来ても大江戸隊の中に埋もれていた感じで、正規軍になっても、タッグ王座を取った麻優のパートナーは沙希でした。やっと巡って来たチャンスと思います。ここは頑張りどころです。
 16日はスターダム後楽園大会を観戦しました。新木場はいいのですが、問題は後楽園です。やはり入りは寂しかったです。いろいろなことはありました。オープニングでのたむちゃんの重大発表したとは、スターダム☆アイドルズの発足でした。アイドルを集めて3カ月に1度発売されるCDのセンターを目指してプロレスで競っていくというようなことらしいですが、まだ何ともよく分かりません。スターダムに来て大仁田と切れてくれたので良かったと思ったのですが、また関わってくるようです。 ワグナー親子も登場しましたが、ミックスドマッチも前回の方がよかった気がします。レイ・ワグナーが素顔になったからか、イオがいないからか。長与が登場して8.8マーベラス後楽園大会で彩羽匠と岩谷麻優との対戦が決まりました。これは純粋に観てみたいカードです。5STARGPの出場選手も発表してされましたが、新鮮味に欠けるし目玉がいない感じです。メインは桃対葉月の白いベルト戦でした。途中ちょっと行き過ぎの介入もありましたが、順当に桃が勝利して、まあ納得の試合でした。といろいろと新しいことがありましたが、方向性に不安を感じます。
 26日から29日にアクトレスガールズの舞台「カウント2.9!」があり、アクトレスが舞台モードに入ったので自分もプロレスを少し離れました。3週間ほど観戦なしでしたが、そんなにプロレスを観なかったのはここ数年ではなかったのではないかと思います。
 カウント2、9は昨年も上演されていて再演ですが、昨年がすごく良かったし、あれから皆成長しているので、更に良かったです。プロレス×舞台というアクトレスガールズならではのものでとにかく感動します。本当に素晴らしいです。彼女たちの一生懸命な姿に元気をもらっています。ただ頑張っているだけではなく、女優力は素晴らしいですし、プロレスも最初は確かに未熟でしたが、3年間の成長は素晴らしく今では何処に出ても恥ずかしくないレベルになっています。ストーリーがそんな彼女たちの実際の姿と重なります。アクトレスガールズに無限の可能性を感じています。立ち上げのときから応援できていることを幸せに思います。これからも全力で応援します。