Vol.324 東女TDCホール、ゴッデスタッグリーグ、アクトレス後楽園


 10月1日、アントニオ猪木死去のニュースが入りました。とうとうこの日が来てしまったかという感じでした。1カ月経ってもまだ心に空いた穴は埋まりませんが、SNS、ブログ、アントニオ猪木ホームページにさんざん書きましたのでここではもう触れません。大勢の仲間たちと再会を楽しんでいることでしょう。
 同じ日、5STARGPの決勝は、ジュリアがたむちゃんに勝利して優勝しました。また終盤は強引な帳尻合わせでしたが、たむちゃんが勝ち上がったのは嬉しいですし、決勝に相応しい好カードとなりました。ただそうなると勝敗は見えてしまいました。おそらく年末にジュリアが赤いベルトを奪取するでしょう。なつぽいは最終戦でちゃんみなに敗れたのが残念ですが、展開的に仕方ないところでしょうか。12点は可もなく不可もなくというところでした。今は取り敢えずタッグなのでしょうか。タッグリーグは何としても結果を出して欲しいところです。
 9日は東女TDCホール大会を観戦しました。スターダムに限らずビッグマッチはあまり足が向かなくなってしまいました。ただ東女は今月はこれしか行く機会がなかったので、TDCホールに行ってきました。14時開始で9試合3時間半、サイン会やってくれるのは嬉しいですが、浅草橋に移動して、終了したのが21時と長い1日でした。
 まなぱいも参戦して、なおにゃー&よっぴーとのトリオが見れたのは良かったです。ヒカリちゃんは里歩と組んで、伊藤に敗れました。未詩ちゃんがアレックス・ウィンザーからIP王座を奪取したことも、悔しい結果になりました。赤井沙希&荒井優希は、リア・オライリー&ナイトシェイドに勝利してプリンセスタッグ王座を防衛しましたが、だいぶ苦しい内容でした。メインでは坂崎ユカが中島翔子からプリプリ王座を奪取しました。予想通りの結果でしたが、いい試合でした。最後は全選手がステージに上がり、ノーサイド、ハッピーエンドな感じで良いですね。
 10日はOZ新宿FACE大会を観戦しました。アイスの横浜も考えたのですが、久しぶりの黒あのたんを選択しました。新宿FACEは近いのはいいのですが、狭くてゴチャつくし、照明が暗くて写真が撮りにくいし、ワンドリンク取られるし、あまり行きたくない会場です。OZの興行は、開始は当たり前のように遅れ、4試合なのに無駄な休憩もあり、2時間超の進行も勘弁して欲しいのですが、サオリんに会える機会があまりないので仕方なく。
 サオリんは、アジャとのシングルマッチでした。こんな所でまさかの猪木アリ状態からスタート。正危軍の介入があっても見事な玉砕でした。翔くんも久しぶりですが、元気そうで良かったです。メインの6人タッグは3本勝負で、1本取られたら、2本目は秒で返すという昭和かよな展開でした。3本目は花園桃花が米山から金星を上げました。
 22日はスターダム後楽園大会を観戦しました。撮影会、サイン会には行きましたが、なつぽいがコズエンに加入して初の観戦でした。8人タッグだったので、コズエンの入場ダンスが観れたのは良かったですが、試合の方は短かったし、最後は月山が負けてしまったし、物足りなかったです。ひめかちゃんはIWGP女子王座決定トーナメントでした。ベルトは興味ないですが、詩美とシングルは良いカードでした。ただ5STARで勝っているので連勝は難しいだろうと。予想通りの結果は残念でした。
 久しぶりにアルファ・フィーメルも観たかったのですが、急きょ欠場とのことで、代役の奈七永のパートナーは真っ当に水森由菜で残念でした。対戦相手のジュリアはやはり盛り上げるのが上手いです。メインはこれもトーナメントで麻優ちゃん対桃でした。大江戸隊は相変わらず反則、介入ですが、乗り越えて、鮮やかなフブキラナで麻優ちゃんが勝利して、STARSの締めで、後楽園にしては上出来だったと思います。
 総選挙に非難の声が多数上がっていました。ツイートは削除されてましたが。私はとっくにスターダムという団体を応援する気はありません。応援している選手がいるので、たまには観に行きます。グッズは極力買いません。そんなものにまったく興味はありません。なぜ物販に長蛇の列が出来るのか不思議でなりませんでした。他の人も反対していると知って少し安心しました。ファン離れが進んでくれればかえって嬉しいです。運営に声が届いて少しは考え直してくれたらなお嬉しいですが。
 30日はアクトレスガールズ後楽園公演を観戦しました。アクトレスガールズは旗揚げ前からずっと観ています。最初は半信半疑でしたが、女優がプロレスをするのはすごく正しいことなんじゃないかと思うようになりました。舞台もプロレスも表現するもので、彼女たちはプロの表現者なので、表情や動きで喜怒哀楽がすごく伝わってきます。プロレスにも舞台にも全力で頑張っていることが伝わってきて、応援せずにはいられないという感じでした。すごく可能性を感じました。  やる以上はプロレスも舞台も50%づつではなく、100%づつ200%の全力でなければなりません。そうすると従来のプロレスとの違いは何もなくなります。長い間、200%で頑張り続けることもできないでしょう。次々と選手たちが卒業していく流れになり、限界が見えてきた気がしました。
 そして昨年末、アクトレスガールズはプロレス活動を停止して、プロレスを元にしたエンターテイメントを目指すということで生まれ変わりました。新木場などは何度か観に行きましたが、従来のプロレスとの違いは出せずにいるという印象でした。そして初めて観る後楽園公演でも方向性は見えてこなかったと思います。選手は増えました。前半は新人たちの試合で、バラエティー色が濃かったです。第1試合後には、西口プロレスの小猪木と小馬場が登場して、次回対戦するアピールがあり、プロレスエンタメで西口プロレスは安易な気もして、こんな感じが毎試合あるのかと思ったら、ちょっとうんざりでしたが、その後は過度なマイクパフォーマンスはなく、ホッとしました。
 後半は残留した選手たちが登場して、プロレスも魅せられるようになりました。セミはヒールユニットを結成した悪斗と入江彩乃が登場しましたが、ヒールらしさはまったくなく、もっと悪いことをすべきかと思いました。メインは未来ちゃんが澄川菜摘に勝利して、ベルトの新設をアピールしました。いいと思いますが、やはり従来のプロレスとの差別化が難しいです。