Vol.333 さむなつ対決、ぽい対ぎゅん


 7月1日はスターダム所沢さくらタウン大会を観戦しました。ビッグマッチはかったるいし、後楽園もイマイチだし、プチ地方興行はどうかと思って前に行ってみたら、家から割と近いし、ひな壇になっていてすごく見やすい会場だったので、カード次第ですが、翌日の横浜武道館よりこっちに行こうと思っていました。ところが横浜でさむなつ対決が決まって迷いました。2人の対決はもちろん見たいのですが、REstartもコズエンも中途半端で、誤爆とかの前振りはまったくいらないし、試合形式もイマイチ、スターダムのビッグマッチの一つに組み込まれるというのも嫌で、正直もっと違ったシチュエーションでやって欲しかったです。そうこうしているうちに仙女の後楽園大会でぽい対ぎゅんが決まり、だったらこっちの方を観に行こうとなり、さくらタウンでは刃牙展も開催されているというのもあって、カードもまあまあだったので所沢に行くことにしました。
 カード発表は5日前でしたが、QQと大江戸隊で誰かが強制脱退というのがあったので仕方ないとして、朱里と向後桃が映画撮影のため欠場でカード変更が発表されたのが3日前です。これはちゃんと調整しろよと思います。その後も誤って欠場発表、やっぱり出ますというのがありましたが、こういうことがあるとまた信用が落ちます。会場のひな壇は段差が大きくて前の人の頭がまったく邪魔にならなくて良いのですが、2列で1段になっているので、後の列になってしまうと観づらいと思います。前回はたまたまX列で前の方でしたが、今回は分かっていたのでU列の時は待って、V列を買いました。要注意です。喫煙所もあるし、WiFiもあって、すごく良い会場です。
 メインは、なつぽい&たむちゃん&水森由菜対MIRAI&壮麗亜美&HANAKOでした。白ベルト戦の前哨戦です。朱里の代わりに新人が入ったため、コズエンがかなり有利に思えましたが、HANAKOが予想以上に健闘し、MIRAIもとても良く、思わぬ苦戦となりました。前哨戦としてとても良い試合でした。サオリんもセミに出場しました。鈴季すず&星来芽依と組んで、岩谷麻優&羽南&さくらあやとの対戦でした。3人とも最近、外からやって来て、まだ立ち位置を模索中という感じです。第1試合は鹿島沙希がテクラとシングルであっさり敗れ、ハイスピード挑戦表明をまたも拒否。大江戸隊も追放されて、弱い無気力チャンピオンキャラが確立した感があります。これからどうしていくのか楽しみでさえあります。
 他で目を引いたのは尾崎妹加です。彼女もアクトレスの初期メンで馴染みがあるというのもありますが、パワー殺法は見応えがあります。ラム会長とスポット参戦ですが、なつぽいやサオリんともっと上のステージで絡んでいってもらいたいです。マライア・メイも最初は誰だこいつでしたが、ルックスも抜群ですし、どんどん良くなっています。チェルシーを思い出します。ただ外人は突然いなくなったりするからなあ。
 2日の横浜武道館はPPVで観ました。なつぽい対サオリんのインディアン・ストラップ・マッチがメインでした。白いベルト戦があるのでセミかと思っていましたが、メインで良かったです。なつぽいのコスチュームはほーちゃんコスなのか、いつものなのか注目していましたが、ニューコスでした。そして黄色が入っていて、バトンも手にしていました。これは最高に嬉しいです。過去最高の入場シーンでした。ストラップは十分な長さがあり、試合の邪魔にはなりませんでした。むしろストラップを使った攻防も見応えがありました。正危軍でムチを使っているからか、サオリんの方がストラップの使い方が上手かったと思います。体格的にも有利なルールでした。過去2度のさむなつ対決は、正直イマイチな内容でした。まだキャリアも浅かったです。8年間の成長と、ここ数年で別の道を歩んでいたのも含めた2人の関係があって、良い試合になりました。フォールしてから先があるので過酷でしたが、とにかく無事に終わって良かったです。そしてサオリんが勝利して、なつぽいと呼び、認め合って和解するという試合とは打って変わってハッピーなエンディングでした。ずっと「なつみ」「なつぽい(怒)」のやりとりがあって、試合中、試合後にもありました。サオリんのぶっきらぼうな「ありがとう、なつぽい」に「なつぽい(怒)」「え?」というやり取りは、さすがアクトレスでした。たむちゃんとゆなもんもリングに上がりコズエンダンスを踊るという結末でした。見習いのゆなもんもいいアクセントとなっていました。終わってみれば、まあそうだよなという結果でした。同志でありライバルである2人の関係はこれからもずっと変わりません。今ここで再び交わったからには闘う意義があったとのだ思います。サオリんはこれからもなつみと呼ぶと宣言、それで良いと思います。
 セミの白いベルト戦は、たむちゃんが敗れ、MIRAIが新王者になりました。予想外の結果でした。個人的にはなつぽいより先に、ちゃんみなやMIRAIが巻いたことが悔しいです。ハイスピードは鹿島沙希が初防衛しました。相手がフキゲンなので予想通りでしたが、大江戸隊に袋叩きにあったところを朱里が救出、ゴッズアイに加入したのは意外でした。これでもう朱里と戦わなくて済むという理由のようですが、今後の展開に興味が持てます。
 8日は東女の大田区大会を観戦しました。ビッグマッチは長いので、翌週は両国KFC3連戦、その次の週にもあるので、そっちの方がいいかと思っていたのですが、他と被って行けなくなってしまったので、土曜の昼だし、来ました。ふりーWiFiの2人は第3、4試合と前半戦でした。ヒカリちゃんは、バートビクセンとのシングルで、直前にDEFY女子選手権となり、期待しましたが、ビクセンを見た瞬間に、デカくて、これは厳しいなと思いました。健闘はしましたが、やはりベルト奪取はならず残念でした。なおにゃーは水波のアニキと組んで、VENYUとの対戦で、こちらも厳しいだろうと思っていましたが、かみーゆに勝利しました。これは嬉しい予想外れでした。
  瑞希と伊藤麻希のプリプリ選手権、辰巳リカと愛野ユキのIP選手権、 山下実優対ソーヤ・レックのEVE選手権、美威獅鬼軍対荒井優希&上原わかなも、まったく波乱なしでした。全10試合4時間、サイン会2時間、ちょっと長すぎました。喫煙所もないし、行きにくいし、大田区はちょっともういいかな。
 16日は、ぽい対ぎゅんの仙女後楽園大会を観戦しました。橋本がなつぽいを最強を目指す同じ気持ちを持つ者として真っ直ぐに受け入れてくれたことが大きいです。そしてなつぽいも真っ直ぐに気持ちをぶつけ、体格差など関係なく、真っ向勝負を挑みました。久しぶりに名勝負と呼べる素晴らしい試合になりました。やっぱりプロレスは生で観なくてはと思いましたし、感動しました。そんな気持ちのなったのは本当に久しぶりでした。
 サオリん&Sareee対みゆ姐&岩田美香も良かったです。セコンドにはつかないと言っていたのに、サオリんがセコンドについてくれたのも嬉しかったです。久しぶりの仙女は、昭和のテイストが感じられました。満員にはなりませんでしたが、物凄く熱気がありました。コロナ禍が開けたこともあるでしょうか。これがプロレス会場だよという感じでした。そしてアクトレスが他団体に参戦していたあの頃のようで嬉しかったです。なつぽいとサオリんは売店がなく残念でしたが、久しぶりにみゆ姐に会えたのは良かったです。
 夜はガンジョ両国KFC大会を観戦しました。昼の東女とKFC連戦の予定でしたが、ぽい対ぎゅんがあり後楽園からの移動になりました。昼が素晴らしすぎたので比較するとなんですが、こちらはこちらで頑張っています。久しぶりにまなせGMに会えて良かったです。
 22日はアクトレス新木場公演を観戦しました。2カ月続けて土日の昼に新木場は嬉しいです。東女の両国KFCとかぶってしまったのは残念でしたが、あと8月9月はまだ予定ないですが、開催いて欲しいです。ユニットトーナメントで、未来ちゃんが朝子軍に無理やり入れられてしまったのが話題でした。てっぺん相手に、ひょっとして勝つのではないかと思いましたが、やっぱりな結果でした。ロイヤルとビーリベの対戦が本線ですが、ロイヤルが勝ち進みました。最近注目の後藤智香ちゃんは第1試合で未依ちゃんとシングルで健闘しました。体が大きいのでジャイアントスイングがいいですね。
 29日は東女後楽園大会を観戦しました。東京プリンセスカップ準々決勝です。1、2回戦は前述の仙女、アクトレスと被って行けませんでした。ベスト8の4試合ということで一番面白いと言われていますが、応援しているふりーWiFiの2人はともに1回戦敗退なので興味薄でした。ヒカリちゃんはアプガ+鈴芽対瑞希+新人の8人タッグに出場でした。凍雅に意外に苦戦しましたが、最後はブリザードで勝利しました。なおにゃーはハイパミ&愛野対真弥&ぽむ&猫というメンツで、真弥が瞬殺、謝罪、再試合という面白い系でしたが、最後は神鷹で勝利しました。でもやはり、6人タッグ、8人タッグでは物足りないですね。
 トーナメントは、荒井優希が有栖に勝利、山下がもかに勝利。どちらが勝ってもおかしくなかったですが、辰巳が中島に勝利。そしてちょっと波乱でしょうか、かみーゆが未詩に勝利してベスト4が決まりました。観客は少なかったです。KFC4連戦と準決勝・決勝の後楽園2連戦の間というのもあるでしょうか。サイン会やってくれるのはありがたいですが、今だに制約多いし、効率悪くて時間がかかるし、チケット代もグッズ代も値上がりしているしというのもあると思います。