
Vol.350 2024年の締めは、みゆ姐inアクトレスガールズ
現役アイドルとして参戦している荒井優希が25年3月末でSKE48を卒業することを発表しましたが、卒業後も東女に継続参戦し、プロレス活動は継続すると発表しました。アイドルのファンの方がどう思うのかはわかりませんが、プロレスファンで優希ちゃんを応援している人にとってはとても嬉しいことではないでしょうか。
私は、ヒカリちゃんが消えて、なおニャーも引退して、東女は観に行かなくなりましたが、以前はよく観ていました。優希ちゃんは、まあ頑張っているとは思いましたが、今の女子プロレスは元々ゆずポンきっかけで観るようになったので、プロレスに対する真剣さという点では、ゆずポンと比べてしまうと全然ですし、当然ファンも多くて、そこに入って行くのも気が引けるしでした。これからプロレス一本で生きていくということなので、よりプロレスに真剣になってくれれば、プロレス界にとっては明るい話題と思います。
ヒカリちゃんといえば、騒動になったのが昨年末だったので、かれこれ1年経ってしまいました。もうどこかで復帰するということはないのでしょうね。最近プロレス熱が冷めてきていますが、なつぽい、サオリン、たむちゃんがスターダムであまり会えなくなってしまい、ヒカリちゃんが心の拠り所になっていたので、こんな形でいなくなってしまったのが大きく、24年で一番の悲しい出来事でした。
そして、ゆずポンといえば、最近はTikTokで毎日ライブ配信をしています。一応観てはいますが、この手の配信物にはあまり興味が持てません。実際に会えるゆずポンイベントが今年も5月と12月に開催されました。昔からのファン仲間にも会えて、とても貴重な機会になっています。まさかゆずポンが結婚して、子供もできて、40歳になっても、こんな機会があるとは思っていませんでしたが、できる限り続けてもらいたいと思います。
ゆずポン、まなぱいと続くグラビア系レスラーでは、ごちかを応援しています。一番新しい、そして最後のになるかなの推しです。プロレスは負傷欠場していましたが、13日の新宿FACE大会で復帰しました。マリーゴールドに移籍してからは撮影会はやっていませんでしたが、久しぶりに、グラビア仲間の渚とのなぎちか撮影会がありました。生憎とゆずポンイベントと被ってしまい、行けませんでしたが、その後の忘年&クリスマスオフ会に参加しました。マリゴもスターダムよりはましですが、選手と会える機会が少ないので、こういう機会を作ってくれるのはとても嬉しいことです。
試合の方は、各団体が年末恒例のタッグリーグ戦を開催していましたが、どうもこのタッグリーグというのはあまり興味が持てず、休日昼の都内の興行がないというのもありますが、会場から足が遠のいています。昔から全日の最強タッグ以外はパッとしなかった印象です。その全日も今では最強タッグとはとても呼べないメンバーになってしまいました。1リーグで公式戦の1位チームがそのまま優勝という形式も良かったのですが、今年は2リーグ2位までによる決勝トーナメント制で、個人的にはさらに興味が削がれました。斉藤ブラザースはすごく頑張っているとは思います。
各団体ともリーグ戦そっちのけで年末年始のビッグマッチの宣伝に余念がありません。それもリーグ戦が盛り上がらない理由だと思います。新日は内藤&ヒロムが優勝して、ドームでの師弟一騎打ちを表明しました。新日のタッグは昔からタイトル戦線も盛り上がりに欠けます。スターダムは、なつ&さおりーが負けてしまったので、リーグ戦は試合結果に直結して応援しているチームが負けてしまうと盛り下がります。ウナちゃんが登場したのはインパクトがありました。因縁ムードで1.3たむちゃんとのシングルが決まりました。上を目指してガツガツやるのはとても良いことで、だからこそ応援するのですが、ウナちゃんの場合はちょっと度が過ぎているというか個人的には少し引いてしまうところがあります。東女やコズエン時代に馴染みもあり、好きな選手なんですが。なつぽいはキッちゃんに、たむちゃんは神谷に、それぞれ敗れて、12.29両国での一騎打ちが決まりました。
スターダムもマリーゴールドも年末年始に向けて前哨戦、記者会見が行われました。スターダムはユニットの枠を無視した組み合わせとなりました。ユニット制だとマンネリ化しますが、無視するなら何でユニット制にしているのとなります。HATE対その他連合軍のような構図になり、結局HATEが暴れるという展開でマンネリは変わっていないような気がします。何でもかんでも因縁に持っていくのもどうかと思います。スターダムの記者会見は、特にコズエンはすごく面白かったのですが、今回のたむちゃんと上谷は、さすがに茶番でした。サオリンと岩田の一騎打ちもとうとるでしたが、いきなり最後にするというのもよくわかりませんでした。なつぽいとキッちゃんはシリアスモードでドロドロし過ぎず、とても良い関係で良いと思います。24日の後楽園は無料で生配信があり、観ましたが、空席が目立ちました。スターダムワールドは生配信が多くなり、会場に行くメリットが感じられないので、配信でいいやとなります。
マリーゴールドはユニット制ではありませんが、それでもカードは苦しい気がします。新人も続々とデビューし、幅が広がれば良いと思います。記者会見もスターダムと同様で無理やりの因縁めかす感じがあまり好きではありません。ごちかの感じは良かったです。多分に個人の好みが入っていますが。こちらの後楽園も26日の平日夜でした。レッスルユニバースも無料生中継でした。こちらも空席が目立ちました。厳しいですね。
アクトレスガールズも応援していた未来ちゃん、ごちかが抜けて、観に行かなくなりました。マリーゴールドは当初、興味がありませんでしたが、風香率いるアクトレス勢が突如加わり、その中に未来ちゃんもごちかもいたことが、今年一番の衝撃的な出来事でした。アクトレスガールズは旗揚の時から応援していて、今、応援している選手は元アクトレスばかりです。舞台の面白さも教えてもらったし、プロレスと舞台どちらも全力で頑張る彼女たちの姿に夢中になりました。プロレスじゃないエンターテイメントという代表のこだわりが、選手たちと大きくズレているように思いいます。マリーゴールドに行った6人の他にもアクトレスを出て行った選手たちがいます。プロレスを真剣に頑張りたい人は出て行き、芸能活動の傍らプロレスもどきをやればいいと思っている人が残ったようなイメージができてしまいました。
私はアクトレスはプロレスだと思っています。今、アイドルや女優がプロレスをやるのは普通になっていて、他との差別化ができないというのがあるのかもしれませんが、当初のようにプロレスも芸能も全力で頑張るでいいのにと思います。プロレスはプロレスであって、プロレス以外の何物でもないのですが、強いて言えば、スポーツというよりはショーに近く、最近の言葉でエンターテイメントといえばだいぶ近づく気がしますが、要は生き様を表現するものだと思います。優れた表現力を持った女優がプロレスをやるのはとても理にかなったことだと思います。
アクトレスは応援していた選手がいなくなったのもありますが、プロレスじゃないエンターテイメントという団体のコンセプトが観に行く気をなくします。そんな中、卒業生のみゆ姐が29日の後楽園公演に参戦するというので観に行くことにしました。団体のコンセプトが分かりにくいと苦言を呈していて、賛同できます。これが24年の観戦納めでした。対戦相手の岩井杏加は最後はスタミナが切れていましたが、最後まで喰らいつく気持ちは十分に見えました。ダブルメインのタイトルマッチ、茉莉対MARUも夏葵対入江彩乃もやはりプロレスと思います。なつぽい、サオリンが来年10周年というのは意識していましたが、最後の夏葵のマイクで気がつきました。ということはアクトレスも来年で10周年なのです。個人的にはエンターテイメントにこだわらず、プロレスも芸能も二足の草鞋で頑張ってくれたら良いと思うのですが。
スターダムの両国大会はサムライTVで生中継があったので観ました。札止めとのことですが、それでも4千人でした。個人的には最悪のバッドエンドで、つくづく行かなくて良かったと思いました。