Vol.5 これは大事件だ!〜新日本が週プロを取材拒否


 新日本プロレスが週刊プロレスを取材拒否しました。私はプロレスファンで、中でも新日の大ファンです。同時に10年来の週プロ愛読者で、毎週木曜日を楽しみに過ごしいるといっても過言ではありません。ですからこれは私にとっては大事件です。同じことを感じている人もいるのではないでしょうか?
 週プロは新日がいうように、また週プロも認めているように「独断的」です。でも、だからこそ面白いのです。ターザンの主張はとてもよくわかります。同じプロレスファンとして、猪木ファンとして共鳴できるからです。しかし、立場を変えてみると、考え方の違う人にとっては邪魔なものであるというのもわかる気がします。
 取材拒否を決めたのは、新日の一部のフロントといわれていますが、その人たちからすれば、週プロは邪魔なものだったのでしょう。だから一概に新日が悪いというわけでもありません。
 マスコミの持つ影響力は絶大です。プロレスマスコミは他のマスコミと違って不必要なことを暴き立てたりしません。覆面レスラーの正体を暴くなどという愚かなことは絶対にやりません。そういうところは信頼がおけると思います。しかし「大仁田復帰か」と報道しただけで、これだけの大騒ぎになっている有り様です。
 中でも週プロ、というよりターザン山本編集長は、ある意味でプロレス界を動かしているといえるでしょう。レスラーでもない一個人がそれ程の影響力を持っていいものかということには疑問を感じています。「もうひとりの猪木である私(ターザン山本)」とは、はっきりいって思い上がりです。
 いずれししても、こんな事態になって一番困っているのはファンだということを、プロレス団体もプロレスマスコミも忘れないでいただきたいと思います。