Vol.7 素晴らしかったジュニア・オールスター


 5.18、大田区体育館で行われた女子のジュニア・オールスターは素晴らしい大会でした。何といってもまだ若手なので、正直なところあまり期待はしていなかったのですが、予想を上回る好試合の連続でした。
 普段の試合を観ていると、GAEA,JWPに比べて全女の選手が劣っているような気がしていましたが、やはり「全女の底力」を見せてくれました。中でも田村は堂々とチャンピオンらしい勝利を飾りました。メインに出た里村がMVPを取りましたが、私個人の意見は、田村がMVPです。
 もちろん他の選手もがんばりました。元気が出る予備校トーナメントも良かった。これも、全女の看板を背負った元気美佐恵が優勝しましたが、市来に対する声援が凄かった。この日の経験は彼女にとって、大きなプラスとなるでしょう。普段からもっと強い選手と試合をさせてあげたい。
 ASARI対植松もいい試合でした。全女を観に行って、ASARIのスカイツイスターが観れないと、物足りない気がしますが、この日は完璧に決まりました。アイドルタッグも良かった。中山は5.5川崎の雪辱をキッチリと果たしましたし、負けはしましたが、最近の府川は頑張っていると思います。
 ただ1つ、名勝負に水を差したと思うのは、前川、タニー対加藤、永島が時間切れ引き分けになった後、元気と佐藤が加わって、延長戦が行われたことです。個人的な意見としては、延長戦などやるなら、最初から時間無制限にするべきだと思っています。しかも、このときは、元気と佐藤が加わる必然性はまったくなく、ただトーナメントの遺恨を無理やり持ち込んだだけで、結果的には佐藤が元気に雪辱しましたが、後味が悪か った。
 それと、選手の小型化が気になります。出場していた選手の半数以上は、普通の女の子の中でも背が低い方ではないかと思います。レスラーなのだから、白鳥、大向くらいのタッパがあって欲しいという気がします。
 ちょっと厳しいことも言ってしまいましたが、是非来年も第2回を開催して欲しいと思います。そしてジュニアの意味は違いますが、男子のジュニアの祭典も素晴らしい試合を期待します。