Vol.12 メジャーとインディーについて


 1.4新日ドーム大会のカードが一部発表されました。対インディーとして、ムタvs松永、蝶野vs中牧がラインナップされました。「これで終わらせる」「文句は言わせない」という強い意志が感じられ、嬉しく思いました。蝶野と松永は対戦拒否を表明しているので流動的ではありますが・・・。
 この意見からわかると思いますが、私はどちらかといえばメジャー志向です。でも、何がなんでもメジャーが良くて、インディーが悪いというわけではありません。インディーであろうとメジャーであろうと、良い選手は良いし、悪い選手は悪い。基本的にはレスラー次第です。ただ、メジャー(新日、全日)には優れたレスラーがたくさんいるし、指導者も優れている。そして実力のある者同士が大きな舞台で試合をすることがで きます。これに対してインディーには、プロレスラーを名乗って欲しくないような人が少なくないということです。
 プロレスが好きなのはわかります。一所懸命なのもわかります。本当ならとっくにつぶれていいはずの団体もレスラーやスタッフがバイトをしながらでもがんばって、そしてファンが暖かく支えているため、つぶれません。それがプロレスの凄さです。しかしプロレスファンでない人にとっては、実力のないレスラーも、優秀なレスラーも、その差などわからず、ただ、プロレスラーだと思うだけです。プロレスラーを名乗って欲し くないような人を見て、一般の人に「プロレスとはあんなもの」と思われるのは不愉快です。やはりレスラーは、普通の人が見たら驚く程、でかくて、強くあって欲しいものです。
 現在、プロレス団体がいくつあるのか、正確には私にもわかりません。仮に30団体あるとして、その3分の1を月に1回観に行くとしても、1ケ月で10回です。1回のチケット代が5千円として、月に5万円。これは結構な金額です。インディー再編の噂がありますが、確かに今の状態がいつまでもつづくとは思えません。辛抱強いプロレスファンでも、さすがにそろそろ限界ではないでしょうか。
 とにかく、メジャーでもインディーでもいいから、素晴らしい試合を見せてくれることを望むだけです。