Vol.18 くどめ引退追っかけツアー旅日記


4月27日 金沢

 27日の前日、深夜バスで東京を発ちました。旅費なんぞは節約して、その分グッズを買いたいというストーカーK氏の提案でした。確かに値段は安いのですが、かなりしんどかったです。  早朝、金沢に着き、適当に時間をつぶして、石川県産業展示館に向かいました。プロレス会場として、よく耳にするところです。1号館から3号館まであり、今回の2号館は一番小さい所だそうです。客層はやはり後楽園ホールとはかなり違うようでしたが、私たちと同じように東京から遠征して来ていると見受けられる人達もいました。
 この日は正規軍女子vs猛毒隊の8人タッグの予定でしたが、RIEの負傷により、工藤・中山vs土屋・モンゴルのタッグマッチに変更となりました。工藤組が勝つには勝ちましたが、試合内容といい、試合後の中山の「明日は勝つつもりで行きます」というマイクアピールといい、まだまだ甘いなあという気がしました。つもりなんて言わずに勝つと言い切って欲しかった。
 他の試合も東京で観るのと変わらず、熱い闘いでした。試合後は金沢の名物だという「第七ギョーザ」でホワイトギョーザを食べました。混んでいて、2時間以上待たされましたが、確かにおいしかった。金沢に行く機会があったら、是非寄ってみて下さい。自信を持ってお勧めします。この日は金沢のビジネスホテルに泊まり、深夜バスの疲れもあり、早々に寝ました。

4月28日 岐阜

 岐阜に移動です。平日ですから、駅でスーツ姿の人を見かけ、何だか自分達がすごく贅沢なことをしているような気分になりました(私たちは当然会社は休んでいます)。朝食は、ますずしです。有名な駅弁なのでご存知の方も多いと思いますが、これもお勧めです。
 1列目の席が取れたので喜んでいたら、前にA列というものがありました。関係者用の席のようでしたが、このシステムは絶対におかしいと思います。いい席が取りたくて朝早くから並んだファンより、ろくに試合も観てないような人が前に座るなんて・・。
 この日の工藤は中山とのシングルです。結果は工藤の勝ちでしたが、中山も頑張りました。試合後、工藤がうっすらと涙を浮かべ、それでも泣かないようにこらえている姿が印象的でした。中山が頑張っていることは充分に分かります。それでも工藤の抜ける穴は大き過ぎるでしょう。もっともっと頑張って欲しい。期待しています。

4月29日 横浜

 さて、いよいよ引退試合です。女子として初のメインを取れたことは本当に良かったと思います。しかし、相手は土屋、しかも電流爆破と、非常に過酷な状況です。案の定最初に被爆したのは工藤で、さらに鎖釜や、火炎攻撃で、徹底的にいたぶられました。それでも最後は何とか工藤が勝利して、一安心でした。
 他の試合では、中川が新山に勝って、新山から歩み寄り、握手を交わしたシーンや、中山が飛鳥、イーグル、前泊らの強力タッグに苦しみながらも、何とか勝利を拾ったことなどが印象に残りました。大仁田には以前のような説得力が感じられず、やはりあのまま引退した方が良かったのではないかと思います。
 強行日程だったので、かなり疲れたツアーでしたが、プロレスオンリーの3日間はとても楽しかった。毎日がこれならどんなに素晴らしいことだろうと思います。そして、工藤選手、本当にお疲れ様でした。これからも頑張って下さい。