Vol.23 海外遠征レポート


 9月7日から14日の間、私、小野と土肥会長は海外遠征(バハマ&ニューヨーク)に行って来ました。今回はそのレポートをお届けします。単に夏休みの旅行ですので、プロレスとは直接関係ありませんが、そこは1日24時間プロレスファンの私ですから当然プロレスの話題も出てきます。最後までお付き合い下さい。
 バハマもニューヨークもとても良い所でした。ただ難点は遠いこと。ほとんど丸1日飛行機に乗っていました。これはかなりキツイです。しかもアメリカン航空は全席禁煙です。空港も全面禁煙でした。アメリカもバハマもレストランなども全面禁煙で、これも喫煙者にはかなり辛いことです。
 シアトル、マイアミと乗り継いで、まずはバハマに着きました。とてものんびりした南の島で、海は綺麗だし、人は少ないし、物売りは寄って来ないし、お日様はご機嫌だし、快適です。
 さて、早速プロレスの話題ですが、ホテルのテレビでWCWのマンデーナイトロを観ました。ホーガンがビショップと伴にNWOのテーマで登場。2人で何やら話していると天井からスティングが降りて来ました。スティングはストンと床に落下。実は人形なのです。そのスティング人形をリングに上げると、ギロチンドロップを見舞うなどして痛めつけます。そしてビショップがレフリーシャツに着替えてカウント3。うーん。実 にアメリカン。試合の方もだいたい最後は乱入。これが日本のマットだったら、暴動の連続ですが、アメリカのマットだと、とにかく面白いから不思議です。
 ワールドプロレスリングで蝶野、ムタのWCWでの模様を放映したときにも感じたことですが、私は今まで日本のプロレスが、レスリングも観客もマスコミも含めて世界で断然トップレベルと思っていましたが、あながちそうとも言えないのではないかと思いました。あの観客のノリと会場の盛り上がりは素晴らしいです。
 つづいてニューヨークに移動しました。思っていたような危険な所ではなく、むしろ東京より綺麗で安全なくらいでした。見所もたくさんあるし、ブランドショップも立ち並び、とても素敵な街でした。
 真っ先に行ったのは、もちろんMSGです。(写真館に写真を載せましたのでご覧下さい)残念ながら試合はなかったので生観戦は出来ませんでしたが、MSGに行けただけで大満足でした。WWFは月1回程度。インディー団体もそれ程頻繁にはNYに来るわけではないようで、なかなか日程が合うのは難しいようです。
 向こうではnWoキャップを被っていましたが、エンパイヤステートビルの係員をしていた黒人の兄ちゃんが、私の帽子を見て「mWo〜!」と叫んでいました。さすが分かる人には分かるんですね。ちなみにエンパイヤステートビルの上から見るNYの夜景は見事な眺めです。もし、NYに行ったら、絶対見逃す手はありません。
 ちなみに、ニューヨークにも紀伊国屋書店があって、週プロも週ゴンも買えます。行ったのは金曜日でしたが、たぶん日本と同じ木曜日に最新号が発売されているのではないかと思います。値段は10ドル50セントで、かなり高めですが、プロレス情報に飢えていたので買ってしまいました。
 帰りはダラス経由だったのですが、そこで何と、テリー・ファンクの興行に参加した帰りのハヤブサ、田中、金村、冬木、シャーク土屋、Coogaに遭遇、同じ飛行機で帰って来ました。冬木以外はエコノミークラスに座っていました。ハヤブサ、田中、土屋とは京成ライナーでも同じ車両になりました。最後にマル秘情報をお伝えします。ハヤブサと土屋はタバコを吸っていました。(田中は吸ってませんでした)飛行機で長時 間我慢していた気持ちは充分に分かりますが、何処にファンの目があるか分からないのだから気をつけてもらいたいものです。