Vol.31 女子プロに苦言


 矢樹広弓が復帰します。ファンでしたし、今でもファンなので、試合は観に行きますが、やはり 復帰は 納得いきません。早すぎる引退でした。それも結婚によるもので、ファンとしては驚きまし た。でも、お めでたいことだし、本人も「悔いはない」ときっぱりと言っていました。引退興行も 観に行きました。
 それなのに「引退後、試合を観ると頭の中でシュミレートしていた」「チャンスがあればもう一 度・ ・・」一体、引退興行は何だったんだ?
 キャンディー奥津も当然のように復帰しています。彼女の場合はケガでしたが・・・。団体が増え、引 退→他団体で復帰というパターンが横行しつつあります。長谷川咲恵の復帰も時間の問題と 見ているので すが・・・。
 本当に引退という言葉を軽く使うのは辞めて欲しいです。一度口にした以上は絶対復帰して欲しくあり ません。少しでも未練があるのなら、引退という言葉は使わないで欲しい。
 女子に限ったことではありませんが、本人の自覚が足りないのもさることながら、団体が増えて選手が 足りず、団体の方が引退した選手を引っ張り出すという現状もあります。これも考えて欲し いと思いま す。
 さて、すっかり他団体時代に突入した女子プロ界ですが、なかなか超満員の後楽園ホールには、 お目に かかれなくなりました。予定がはっきりしなくても、その日になって、ふらっと観に行けば チケットが買 えるという利点はありますが・・・。
 値段を安くしたり、いろいろ努力はしているようですが、その前にもっと考えて欲しいことがありま す。今、どの団体も試合数は5、6試合です。それなのに3時間以上かかるというのは長すぎます。  まず、試合開始が当然のように遅れます。試合の合間が妙に間延びしています。休憩時間が無意味に長 すぎます。これで1時間はロスしているのではないかと思います。この時間が実にまどろっこしいので す。
 最近はCS放送のペイパービューなんてものがあって、生放送のときは、ちゃんと予定通りに進行する のです。テレビだから出来るのなら、初めからやれという感じです。この辺のところを改善してくれるこ とを切に望みます。
 今、プロレス界は本当に厳しい時代だと思います。うさんくささがプロレスの魅力でもありますが、き ちんとするところはきちんとして欲しいと思います。