Vol.49 プロレスinTV


 久し振りに全女のテレビ中継「挌闘女神ATENA」を見ました。脇澤が豊田に「お前なんか嫌いだよ」と言ってしまうなんて、随分時代が変わったなという感じです。結構バラエティー色の強い番組構成でしたが、ミホ&カヨ、ナナ&モモがなかなかいい味を出していたので笑えました。マリンウルフ時代の北斗や若手時代の豊田&下田の映像も懐かしかったです。
 プロレスバラエティーというと思い出されるのが悪名高き「ギブUPまで待てない!ワールドプロレスリング」です。私も見ていてはらわたが煮えくり返りましたが、ATENAの場合は笑って見ていられます。きっと見るときの心構えが新日と全女では違うのでしょう。
 話しは変わって、11月の中旬にアメリカに行く機械がありました。生アメリカン・プロレスは一度見てみたいと思っているのですが、今回は残念ながら実現しませんでした。ただテレビでWCWの中継を見ました。向こうのテレビ中継では、試合自体の放送より、リング外の映像の方が多いくらいです。試合前には必ずレスラー&マネージャーのインタビューがあり、両者のこれまでの因縁が紹介されます。試合はほとんどが5分以内で、乱入、レフリーの失神といった不透明な形で終わります。試合中でも、シド・ビシャスが会場に現れたとか、控え室でリック・スタイナーを襲撃したとかいう事件があり、そちらの方にカメラが切り替わってしまいます。
 日本だったら、ふざけるなというところですが、アメリカン・プロレスだと純粋に楽しめてしまうんです。アメリカに行くと国民性の違いを実感します。やはりアメリカはショー・ビジネスの国です。だから面白いんでしょうね。日本人が単純い真似をしてもああはいかないと思います。
 余談ですが、ラスベガスに「WCWナイトロ・グリル」といテーマ・カフェがありました。ハードロック・カフェとかプラネット・ハリウッドのWCW版です。アウトサイダーズ・ハンバーガーとかいうようなニューのカフェがあり、グッズ・ショップもあります。アメプロファンにはたまらないところですよ。  話しは戻ってテレビ中継ですが、ATENAにしても、ワールドプロレスリング、全日中継にしても、放映時間が遅すぎると思いませんか?
 さて、その外のニュースについても触れておきましょう。安生が前田を殴り倒すという驚きの事件がありました。まさか、前田復帰で安生と因縁マッチなんてプロレス的な展開にはならないでしょうが・・・。後ろから殴りかかるなどということはどんな理由があろうと卑劣な行為であると思いますが、2人の溝はそこまで深くなっていたのかという感じです。引退したとはいえあの前田があんなにも無様に殴り倒されてしまったというのもショックです。とにかくゴタゴタはもうたくさんです。プロレスラーならば、意見が食い違ったとしてもリング上で正々堂々と遣り合えばいいと思うのですが、そうは単純にいかないのでしょうか?
 桜庭が遂にグレイシー一族狩りを果たしました。桜庭は本当によくやったと思いますし、明るいニュースです。しかし、プロレス最強信者の私からすれば当たり前のことなのです。歴史的勝利などと言われること自体が情けない状況なのです。もういいかげん誰かヒクソンを打ち負かして欲しいです。早くしないと勝ち 逃げされちゃうよ。
 1.4新日ドームの全容が見えつつあります。まだ目玉カードが決まっていませんが、出そろったカードは期待外れでした。せっかくゴールドバーグが来るのだったら、武藤は無理としてもやはり日本人との対戦が見たかったです。小川と橋本の再戦はまだやるべきではないと思いますが、小川の登場はなさそうです。飯塚のカードも決まってしまったので、村上対飯塚もなし。となると長州対大仁田が目玉になるのでしょうか。とても観に行く気にはなりません。