VOL.124 文庫本で読む格闘技 PART5


 以前にも紹介した格闘技関連文庫本特集の第5弾です。2005年以降に刊行されたものを集めました。是非、読んで見て下さい。
「自分に勝て!わが性格改造論」 大山倍達著
(幻冬舎文庫) 2006年2月10日初版発行 495円+税

 1990年3月に刊行されたものの文庫化です。「強くなれ!わが肉体改造論」で肉体改造にの意義と方法を叙述してから5年、改造シリーズ第2弾として、性格改造論を執筆しました。
 山籠り、牛との格闘、アメリカでのプロレスラーとの闘いなどの経験を通して学んだことを伝えてくれています。


「地上最強への道 大山カラテもし戦わば」 大山倍達著
(ちくま文庫) 2006年1月10日初版発行 680円+税

 1979年10月30日に池田書店から「大山カラテもし戦わば」の文庫化です大山総裁がプロレスラーやボクサー、柔道家、ピストルや刀剣を持った敵、猛牛と戦った実践経験をもとに、世界中のあらゆる格闘技との戦い方、猛獣攻略の極意も至難する秘伝の書。


「続 プロレススキャンダル事件史」 別冊宝島編集部編
(宝島社文庫) 2005年11月7日初版発行 619円+税

 UWF解散、ジャパンプロレスの崩壊、FMW末期の様子や、ミスター高橋のプロレス暴露本の舞台裏、アントンハイセルの今など、プロレス界のスキャンダラスな事件を集めた事件史の第2弾。天龍と前田の対談も収録。
 2004年7月、2005年5月に「別冊宝島」で出版されたものの文庫化です。


「全日本プロレス取締役社長 武藤敬司」 武藤敬司著
(扶桑社SPA!文庫) 2005年10月30日初版発行 648円+税

 新日を電撃離脱し、全日の社長に就任した2002年6月から1年間、SPA!紙上で連載された武藤のインタビュー集。
 社長としての意気込みを語る。全日の分裂騒動、W−1についての考えなど興味深い話しが満載。蝶野や谷川貞治との対談も収録。


「方舟の書」 上杉虎楠著
(新風舎社文庫) 2005年7月25日初版発行 600円+税

 フリーライターの著者がプロレスリング・ノアの魅力、特徴、文化を紹介する。初心者向けのガイドブックとなっています。
 著者はノアの大ファンであるということで、手放しで褒め過ぎの感はありますが、概ね納得できる内容です。


「プロレススキャンダル事件史 いま明かされる真相」 別冊宝島編集部編
(宝島社文庫) 2005年2月10日初版発行 533円+税

 猪木換金事件、佐山対マーク・コステロ、第一次UWFの浦田社長逮捕、猪木舌出し失神事件など、昭和プロレスの裏をレポートしています。
 2003年12月に「別冊宝島」で出版されたものの文庫化です。


「強くなれ!わが肉体改造論」 大山倍達著
(幻冬舎文庫) 2005年2月10日初版発行 533円+税

 言わずと知れた極真空手の総帥、故大山倍達氏の著書で、1985年に発行されたものの文庫化です。
 大山倍達の著書は数多くありますが、この本は著者の長年の経験に基づく食事法、入浴法、呼吸法などを紹介する健康本といった趣で、ちょっと異質ですが、それはそれで興味深い内容になっています。