VOL.8 力道山は凄かった


メモリアル力道山 試合結果速報(6.30 横浜アリーナ)

 1  冴夢来プロジェクトスペシャルタッグマッチ
     宮本猛(ジャパニーズレッグロックホールド)秋山文生 
    ○剛竜馬                  冴夢来MAX×

 2  IWA格闘志塾スペシャルマッチ
    ○鶴見五郎(ダイビングヘッドを失敗し失神)ザ・マミー×

 3  FMWスペシャルタッグマッチ
     大矢剛功     (アッサムボム)中川浩二×
    ○ザ・グラジエーター        田中正人

 4  IWAジャパンスペシャルマッチ
    ○ターザン後藤(フェイスバスターからフォール)岡野隆史×

 5  大日本プロレススペシャルタッグマッチ
    ○山川征二     (ジャーマンスープレックス)谷口裕一×
     ケンドー・ナガサキ              中牧昭二

 6  LLPWスペシャルタッグマッチ
     大向美智子(スリーパーホールド)長嶋美智子 ×
    ○神取忍             イーグル沢井

 7  GAEAジャパン&JWPスペシャルタッグマッチ
     矢樹広弓(フォール)植松寿絵    ×
    ○福岡晶       ボンバー光   
     長与千種      ダイナマイト関西

 8  全日本プロレススペシャルマッチ
    ○百田光雄(パワーボム)井上雅央×

 9  武輝道場vsWAR冬木軍スペシャルタッグマッチ
     邪道  (ラリアートからフォール)望月成晃×
    ○冬木弘道             北尾光司

 10 日本プロシューティング&みちのくプロレスドリームマッチ
    △初代タイガーマスク(両者リングアウト)4代目タイガーマスク△

 11 藤原組vsUインターゴールデンカップススペシャルマッチ
    △藤原喜明(両者リングアウト)安生洋二△

 12 新日本プロレススペシャルタッグマッチ
     佐々木健介(ムーンサルトプレス)平田淳二×
    ○武藤敬司            橋本真也

 13 新日本プロレス&WARスペシャルタッグマッチ
     藤波辰爾 (パワーボム)北原光騎×
    ○天龍源一郎       長州力 


力道山メモ

○大相撲出身
 力道山は大正13年11月14日、長崎県大村市に生まれた。昭和15年2月、二所ノ関部屋に入門。昭和25年、関脇を最後に廃業。その後、アメリカに渡り、プロレス修行。昭和29年2月19日、蔵前国技館で木村政彦と組み、シャープ兄弟と初の国際試合を行う。付け人制度、ちゃんこ番など力道山が大相撲の世界から持ち込み、そのままプロレスに定着したものも多い。

○国民的英雄
 戦後の復興期において、決して大きくはない体の力道山が、外人レスラーの大男を次々と空手チョップでなぎ倒す姿は国民に大いなる勇気を与えた。まだ家庭にテレビは普及しておらず、街頭テレビに黒山の人だかりができた。

○馬場、猪木の偉大なる師
 力道山門下生で今も現役なのは、馬場、猪木、上田馬之助、グレート小鹿くらいになってしまった。猪木は力道山の付け人を務めていたが、理由もなく人前で殴られることもしばしばで、徹底的なスパルタ教育を受けた。逆に馬場はエリートとして大事に育てられたといわれる。馬場さん自身は、甘やかされたことはないと語る。

○暴漢に刺され、死亡
 昭和38年12月8日、赤坂のナイトクラブで暴力団員に腹部をナイフで刺され、赤坂の山王病院に入院。12月15日、腸閉そくを起こして死亡。享年39歳だった。お墓は池上本門寺にある。