VOL.21 今年もやります!G1特集


8.10 ナゴヤ・ドーム 試合結果

IWGPヘビー級選手権
 ○橋本真也(17分9秒 片エビ固め)天山広吉×
  つばめ返し、水面蹴り、ハイキック、垂直落下DDTのラッシュ

異種格闘技戦
 ○グレート・ムタ(6分39秒 TKO)小川直也×
  毒霧から腕ひしぎ逆十字でタオル、レフリー猪木はリング下で静観

IWGPタッグ選手権
 ○佐々木健介(12分31秒 中西学×
  山崎一夫   片エビ固め)小島聡
  ノーザンライトボム連発、山崎好アシスト

○藤波辰爾(6分48秒 ドラゴンスリーパー)長州力×
  序盤は名勝負再現を思わせたが、唐突なフィニッシュ

○ドン・フライ(7分35秒 ネックレックロール)キャル・ウォルシャム
  フライ苦戦、凡戦

ジュニア7冠選手権
 ○大谷晋二郎(18分15秒 飛龍原爆固め)エル・サムライ×
  大技ラッシュの末、スワンダイブ式DDT、飛龍原爆で王座奪取

○金本浩二(21分51秒 体固め)獣神サンダー・ライガー×
  大技ラッシュ、ジャーマンを一回転で交わし、ムーンサルト

 平田淳二            木村健悟
 木戸修             後藤達俊
○安田忠夫(14分19秒 エビ固め)野上彰
 飯塚高史            小原道由×
 高岩竜一            斎藤彰俊
  維震軍内輪モメの間に安田のタイガードライバーが炸裂

○藤田和之(5分 腕ひしぎ逆十字固め)ケンドー・カシン×
  水車落としから腕ひしぎ逆十字固めで先輩越え


G1 試合結果

初 日 8/1(金)

G1 CLIMAX トーナメント 1回戦
 ○蝶野正洋(18分39秒 羽根折り固め)小原道由×
   足の負傷で苦戦
 ○橋本真也(11分35秒 レフリーストップ)山崎一夫×
   腕ひしぎ逆十字固めで
 ○小島聡(9分45秒 片エビ固め)ロード・スティーブン・リーガル×
   ダイヤモンドカッターから
 ○天山広吉(10分39秒 片エビ固め)安田忠夫×
   安田大健闘もムーンサルトプレスで
 ○スコット・ノートン(6分31秒 エビ固め)平田淳二×
   パワーボムで
 ○グレート・ムタ(10分25秒 体固め)中西学×
   雪崩式フランケンシュタイナー毒霧つき

 藤波辰爾(9分6秒   長州力
○木戸修  キドクラッチ)木村健悟×

中 日 8/2(土)

G1 CLIMAX トーナメント 2回戦
 ○橋本真也(5分45秒 スタンディングアキレス腱固め)蝶野正洋×
   垂直落下DDTから負傷している足を責められ、あっけなく
 ○天山広吉(11分43秒 片エビ固め)小島聡×
   ムーンサルトプレスから、小島は担架で退場
 ○スコット・ノートン(6分31秒 片エビ固め)グレート・ムタ×
   パワースラムで
 ○佐々木健介(8分4秒 片エビ固め)マーカス・バグゥエル×
   健介が黒いショートタイツで登場、一本背負いから

○ドン・フライ(6分40秒 レッグネックロール)藤田和之×
  試合後も技を解かないフライに、観戦の小川が乱入、猪木も登場

最終日 8/3(日)

G1 CLIMAX トーナメント 準決勝
 ○天山広吉(14分1秒 片エビ固め)橋本真也×
   ダイビングヘッドバット連発で波乱
 ○佐々木健介(5分16秒 体固め)スコット・ノートン×
   ノートンと真っ向勝負、ノーザンライトボムで
G1 CLIMAX トーナメント 決勝戦
 ○佐々木健介(8分9秒 体固め)天山広吉
   本隊、NWO軍がセコンドに集結、最後はノーザンライトボム

 藤波辰爾              平田淳二
 木村健悟(12分57秒 片エビ固め)中西学
○野上彰               小島聡 ×
  小島が不自然に倒れ、またも担架で退場、頭を打っているので心配
○グレート・ムタ(6分40秒 体固め)ロード・スティーブン・リーガル
  絶妙の毒霧からムーンサルト


G1の歴史

第1回(1991年)

<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 蝶野正洋
<優勝戦進出決定戦> 蝶野正洋(15分50秒 STF)橋本真也
<優勝決定戦> 蝶野正洋(29分3秒 エビ固め)武藤敬司
<参加選手> Aブロック 蝶野正洋(2勝1分)、橋本真也(2勝1分)、
            C・B・ビガロ(1勝2敗)、長州力(0勝3敗)
       Bブロック 武藤敬司(2勝1敗)、藤波辰爾(1勝1敗1分)、
            S・ノートン(1勝1敗1分)、B・ベイダー(1勝2敗)
<メモ> 初の両国3連戦、トップ8人による総当たりという画期的な企画で大変な注目を集めた。
     しかも当時まだ若手だった武藤、橋本、蝶野の闘魂三銃士が上位を独占、なかでも最も
     目立たなかった蝶野が優勝という結果が感動を呼んだ。武藤、橋本、蝶野は一躍トップの
     座に踊り出し、3連敗した長州には引退騒動が持ち上がった。

第2回(1992年)

<試合形式> 16人参加のトーナメント
<優勝> 蝶野正洋
<決勝戦> 蝶野正洋(29分44秒 片エビ固め)リック・ルード
<参加選手> 蝶野正洋、R・ルード、武藤敬司、佐々木健介(以上ベスト4)、S・オースチン、
       S・ノートン、T・テイラー、橋本真也(以上ベスト8)
       A・アンダーソン、B・ウインダム、T・ホーム、C・B・ビガロ、
       G・ナイドバード、馳浩、サ・バーバリアン、S・S・マシン
<メモ> 第1回の大成功で新日のドル箱シリーズとして定着した第2回は、WCWから8人、
     新日から8人が参加し、トーナメントで復活NWA世界ヘビー級のベルト争奪戦となった。
     橋本、健介を連破したリック・ルードが決勝に進出したが、蝶野がV2を達成した。

第3回(1993年)

<試合形式> 16人参加のトーナメント
<優勝> 藤波辰爾
<決勝戦> 藤波辰爾(21分49秒 サソリ固め)馳浩
<参加選手> 藤波辰爾、馳浩、蝶野正洋、武藤敬司(以上ベスト4)、木村健悟、冬木弘道、
       木戸修、S・S・マシン(以上ベスト8)、橋本真也、小原道由、飯塚孝之、
       阿修羅原、藤原喜明、石川敬士、越中詩郎、G・カブキ
<メモ> 新日主力の他、WAR、藤原が参加。初の両国7連戦で行われた。1回戦で橋本を破り、
     準決勝で蝶野にG1初黒星をつけた馳が決勝に進出したが、アキレス腱断裂で長州が
     欠場し、燃えた藤波が、長州への思いを込めたサソリ固めで馳に勝利し、初優勝を飾った。

第4回(1994年)

<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 蝶野正洋
<優勝決定戦> 蝶野正洋(21分51秒 STF)パワー・ウオリアー
<参加選手> A)蝶野正洋(4勝1敗)、長州力(3勝2敗)、武藤敬司(3勝2敗)、
         藤原喜明(2勝3敗)、谷津嘉章(2勝3敗)、木戸修(1勝4敗)
       B)P・ウオリアー(3勝1敗1分)、藤波辰爾(3勝2敗)、橋本真也
         (2勝1敗2分)、馳浩(2勝3敗)、越中詩郎(2勝2敗1分)、
         飯塚孝之(0勝5敗)
<メモ> 2ブロックの総当たり戦が復活、日本人10選手が参加した。シリーズ中も木戸に決めた
     STFをギブアップ後も離さないなど、ファイトに変化の見られた蝶野が3度目の優勝。
     優勝賞金のパネルを客席に投げ捨て、ヒール転向を宣言した。幻の新テーマ曲も流れたが、
     客席から失笑を浴びた。

第5回(1995年)

<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ上位2名が優勝決定トーナメント進出)
<優勝> 武藤敬司
<優勝決定戦> 武藤敬司(24分8秒 体固め)橋本真也
<参加選手> A)武藤敬司(2勝1敗)、蝶野正洋(1勝1敗1分)、R・フレアー
         (1勝1敗1分)、越中詩郎(1勝2敗)
       B)橋本真也(2勝1敗)、S・ノートン(2勝1敗)、佐々木健介(1勝2敗)、
         天山広吉(1勝2敗)
<メモ> 8人による2ブロックの総当たり戦で、決勝は武藤対橋本。G1史上初ともいえる順当な
     顔合わせとなり、IWGP王者でもあった武藤が優勝、不動のエースの座を手にしたかに
     思われた。

第6回(1996年)

<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 長州力
<優勝決定戦> 長州力(13分45秒 サソリ固め)蝶野正洋
<参加選手> A)長州力(4勝0敗)、佐々木健介(3勝1敗)、天山広吉(2勝2敗)、
         橋本真也(1勝3敗)、平田淳二(0勝4敗)
       B)蝶野正洋(3勝1敗)、武藤敬司(2勝2敗)、越中詩郎(2勝2敗)、
         山崎一夫(2勝2敗)、小島聡(1勝2敗)
<メモ> 2年振りに長州が参戦。IWGP王者橋本は「他を全部落としてでも長州には勝つ」
     と宣言。初日から両者の激突が実現した。ラリアート7連発で勝利した長州はそのまま
     全勝で決勝戦進出。Bブロックを勝ち上がった蝶野にも勝利し、優勝した。敗れた
     橋本は古傷の右ヒザを負傷し、惨たんたる結果に終わった。