VOL.21 今年もやります!G1特集
IWGPヘビー級選手権
○橋本真也(17分9秒 片エビ固め)天山広吉×
つばめ返し、水面蹴り、ハイキック、垂直落下DDTのラッシュ
異種格闘技戦
○グレート・ムタ(6分39秒 TKO)小川直也×
毒霧から腕ひしぎ逆十字でタオル、レフリー猪木はリング下で静観
IWGPタッグ選手権
○佐々木健介(12分31秒 中西学×
山崎一夫 片エビ固め)小島聡
ノーザンライトボム連発、山崎好アシスト
○藤波辰爾(6分48秒 ドラゴンスリーパー)長州力×
序盤は名勝負再現を思わせたが、唐突なフィニッシュ
○ドン・フライ(7分35秒 ネックレックロール)キャル・ウォルシャム
フライ苦戦、凡戦
ジュニア7冠選手権
○大谷晋二郎(18分15秒 飛龍原爆固め)エル・サムライ×
大技ラッシュの末、スワンダイブ式DDT、飛龍原爆で王座奪取
○金本浩二(21分51秒 体固め)獣神サンダー・ライガー×
大技ラッシュ、ジャーマンを一回転で交わし、ムーンサルト
平田淳二 木村健悟
木戸修 後藤達俊
○安田忠夫(14分19秒 エビ固め)野上彰
飯塚高史 小原道由×
高岩竜一 斎藤彰俊
維震軍内輪モメの間に安田のタイガードライバーが炸裂
○藤田和之(5分 腕ひしぎ逆十字固め)ケンドー・カシン×
水車落としから腕ひしぎ逆十字固めで先輩越え
G1 CLIMAX トーナメント 1回戦
○蝶野正洋(18分39秒 羽根折り固め)小原道由×
足の負傷で苦戦
○橋本真也(11分35秒 レフリーストップ)山崎一夫×
腕ひしぎ逆十字固めで
○小島聡(9分45秒 片エビ固め)ロード・スティーブン・リーガル×
ダイヤモンドカッターから
○天山広吉(10分39秒 片エビ固め)安田忠夫×
安田大健闘もムーンサルトプレスで
○スコット・ノートン(6分31秒 エビ固め)平田淳二×
パワーボムで
○グレート・ムタ(10分25秒 体固め)中西学×
雪崩式フランケンシュタイナー毒霧つき
藤波辰爾(9分6秒 長州力
○木戸修 キドクラッチ)木村健悟×
G1 CLIMAX トーナメント 2回戦
○橋本真也(5分45秒 スタンディングアキレス腱固め)蝶野正洋×
垂直落下DDTから負傷している足を責められ、あっけなく
○天山広吉(11分43秒 片エビ固め)小島聡×
ムーンサルトプレスから、小島は担架で退場
○スコット・ノートン(6分31秒 片エビ固め)グレート・ムタ×
パワースラムで
○佐々木健介(8分4秒 片エビ固め)マーカス・バグゥエル×
健介が黒いショートタイツで登場、一本背負いから
○ドン・フライ(6分40秒 レッグネックロール)藤田和之×
試合後も技を解かないフライに、観戦の小川が乱入、猪木も登場
G1 CLIMAX トーナメント 準決勝
○天山広吉(14分1秒 片エビ固め)橋本真也×
ダイビングヘッドバット連発で波乱
○佐々木健介(5分16秒 体固め)スコット・ノートン×
ノートンと真っ向勝負、ノーザンライトボムで
G1 CLIMAX トーナメント 決勝戦
○佐々木健介(8分9秒 体固め)天山広吉
本隊、NWO軍がセコンドに集結、最後はノーザンライトボム
藤波辰爾 平田淳二
木村健悟(12分57秒 片エビ固め)中西学
○野上彰 小島聡 ×
小島が不自然に倒れ、またも担架で退場、頭を打っているので心配
○グレート・ムタ(6分40秒 体固め)ロード・スティーブン・リーガル
絶妙の毒霧からムーンサルト
<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 蝶野正洋
<優勝戦進出決定戦> 蝶野正洋(15分50秒 STF)橋本真也
<優勝決定戦> 蝶野正洋(29分3秒 エビ固め)武藤敬司
<参加選手> Aブロック 蝶野正洋(2勝1分)、橋本真也(2勝1分)、
C・B・ビガロ(1勝2敗)、長州力(0勝3敗)
Bブロック 武藤敬司(2勝1敗)、藤波辰爾(1勝1敗1分)、
S・ノートン(1勝1敗1分)、B・ベイダー(1勝2敗)
<メモ> 初の両国3連戦、トップ8人による総当たりという画期的な企画で大変な注目を集めた。
しかも当時まだ若手だった武藤、橋本、蝶野の闘魂三銃士が上位を独占、なかでも最も
目立たなかった蝶野が優勝という結果が感動を呼んだ。武藤、橋本、蝶野は一躍トップの
座に踊り出し、3連敗した長州には引退騒動が持ち上がった。
<試合形式> 16人参加のトーナメント
<優勝> 蝶野正洋
<決勝戦> 蝶野正洋(29分44秒 片エビ固め)リック・ルード
<参加選手> 蝶野正洋、R・ルード、武藤敬司、佐々木健介(以上ベスト4)、S・オースチン、
S・ノートン、T・テイラー、橋本真也(以上ベスト8)
A・アンダーソン、B・ウインダム、T・ホーム、C・B・ビガロ、
G・ナイドバード、馳浩、サ・バーバリアン、S・S・マシン
<メモ> 第1回の大成功で新日のドル箱シリーズとして定着した第2回は、WCWから8人、
新日から8人が参加し、トーナメントで復活NWA世界ヘビー級のベルト争奪戦となった。
橋本、健介を連破したリック・ルードが決勝に進出したが、蝶野がV2を達成した。
<試合形式> 16人参加のトーナメント
<優勝> 藤波辰爾
<決勝戦> 藤波辰爾(21分49秒 サソリ固め)馳浩
<参加選手> 藤波辰爾、馳浩、蝶野正洋、武藤敬司(以上ベスト4)、木村健悟、冬木弘道、
木戸修、S・S・マシン(以上ベスト8)、橋本真也、小原道由、飯塚孝之、
阿修羅原、藤原喜明、石川敬士、越中詩郎、G・カブキ
<メモ> 新日主力の他、WAR、藤原が参加。初の両国7連戦で行われた。1回戦で橋本を破り、
準決勝で蝶野にG1初黒星をつけた馳が決勝に進出したが、アキレス腱断裂で長州が
欠場し、燃えた藤波が、長州への思いを込めたサソリ固めで馳に勝利し、初優勝を飾った。
<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 蝶野正洋
<優勝決定戦> 蝶野正洋(21分51秒 STF)パワー・ウオリアー
<参加選手> A)蝶野正洋(4勝1敗)、長州力(3勝2敗)、武藤敬司(3勝2敗)、
藤原喜明(2勝3敗)、谷津嘉章(2勝3敗)、木戸修(1勝4敗)
B)P・ウオリアー(3勝1敗1分)、藤波辰爾(3勝2敗)、橋本真也
(2勝1敗2分)、馳浩(2勝3敗)、越中詩郎(2勝2敗1分)、
飯塚孝之(0勝5敗)
<メモ> 2ブロックの総当たり戦が復活、日本人10選手が参加した。シリーズ中も木戸に決めた
STFをギブアップ後も離さないなど、ファイトに変化の見られた蝶野が3度目の優勝。
優勝賞金のパネルを客席に投げ捨て、ヒール転向を宣言した。幻の新テーマ曲も流れたが、
客席から失笑を浴びた。
<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ上位2名が優勝決定トーナメント進出)
<優勝> 武藤敬司
<優勝決定戦> 武藤敬司(24分8秒 体固め)橋本真也
<参加選手> A)武藤敬司(2勝1敗)、蝶野正洋(1勝1敗1分)、R・フレアー
(1勝1敗1分)、越中詩郎(1勝2敗)
B)橋本真也(2勝1敗)、S・ノートン(2勝1敗)、佐々木健介(1勝2敗)、
天山広吉(1勝2敗)
<メモ> 8人による2ブロックの総当たり戦で、決勝は武藤対橋本。G1史上初ともいえる順当な
顔合わせとなり、IWGP王者でもあった武藤が優勝、不動のエースの座を手にしたかに
思われた。
<試合形式> A,Bブロックに別れての総当たり戦(各リーグ1位が優勝戦進出)
<優勝> 長州力
<優勝決定戦> 長州力(13分45秒 サソリ固め)蝶野正洋
<参加選手> A)長州力(4勝0敗)、佐々木健介(3勝1敗)、天山広吉(2勝2敗)、
橋本真也(1勝3敗)、平田淳二(0勝4敗)
B)蝶野正洋(3勝1敗)、武藤敬司(2勝2敗)、越中詩郎(2勝2敗)、
山崎一夫(2勝2敗)、小島聡(1勝2敗)
<メモ> 2年振りに長州が参戦。IWGP王者橋本は「他を全部落としてでも長州には勝つ」
と宣言。初日から両者の激突が実現した。ラリアート7連発で勝利した長州はそのまま
全勝で決勝戦進出。Bブロックを勝ち上がった蝶野にも勝利し、優勝した。敗れた
橋本は古傷の右ヒザを負傷し、惨たんたる結果に終わった。