VOL.35 本場ムエタイ生観戦ガイド
ムエタイの本場はタイ・バンコクです。飛行機で6時間半、時差は日本の時間マイナス2時間です。言葉はタイ語ですが、英語も通じます。通貨はバーツで、1バーツ=3.5円(98年9月現在)。物価は日本の3分の1くらいの感覚です。
<費用>
パックツアーでも、お盆と正月以外なら5万円〜8万円くらいであります。(4日間:飛行機+宿泊費)向こうで使うお金を入れてもあまり贅沢をしなければ、10万円に収まります。
<スタジアム>
ルンピニとラチャダムノンという2つのスタジアムがあり、毎日、どちらかの会場で興行が行われています。どちらも後楽園ホールくらいのキャパシティーで、スタジアム毎にチャンピオンがいます。どうせ観るなら、両方の会場を押さえておきましょう。
ルンピニ・スタジアム
営業 火・金曜19:00〜、土曜17:00〜、23:30〜(開場1時間前)
料金 RS960バーツ、2階480バーツ、3階240バーツ
場所 ルンピニ公園近く、ラマ4世通り沿い
ラチャダムノン・スタジアム
営業 月・水曜19:00〜、木曜17:00〜、21:00〜、
日曜14:00〜、18:00〜(開場1時間前)
料金 RS800バーツ、2階330バーツ、3階170バーツ
場所 ラチャダムノン通り、ホアランポーン駅からタクシー約20分
*時間、料金はだいたいの目安です。直前に確認して下さい。
<興行>
1興行で10試合くらい行われます。新人、軽量級などが前座で行われ、メインは8試合目くらい。メイン後に2試合ほどあります。メインが終了すると、半数の人は席を立ってしまいます。
<試合形式>
1R3分、2分の休憩で、5R行われます。ほとんどの試合が判定になります。KOシーンは迫力十分ですが、KOは1興行で1度あるかないかといった程度です。
<賭け>
ムエタイといえば、賭けがつきものです。判定決着が多いのも賭けを成立させるという要因があるようです。2R終了あたりから場内が騒然としてきます。あの雰囲気は近頃のプロレス会場にはないもので、雰囲気を味わうだけでも生観戦の価値はあります。地元の人はスタンド席なので、賭けはスタンド席で行われます。 賭けに参加したい気持ちもありますが、どういうシステムになっているかも分からないし、かなり騒然とした状態なので、観光客ばかりいるリングサイドで雰囲気だけ味わうというのが無難です。
<グッズ>
ムエタイ・トランクス、頭につける輪っかなどが会場で買えます。(300〜400バーツ)