VOL.45 毎年恒例!夏の本場所G1特集


Aリーグ星取表
 藤波武藤健介 永田小島安田得点
藤波辰爾 × ×
武藤敬司 ×
佐々木健介× ×
永田裕志 ×
小島聡  ××× ×
安田忠夫 ××× ××

Bリーグ星取表
 蝶野橋本越中 山崎天山中西得点
蝶野正洋 × ×
橋本真也 ×× ×
越中詩郎  ××
山崎和夫 ××× ××
天山広吉 × ×
中西学  ×

8.15 両国国技館
 Aブロック優勝戦進出決定戦
  ○武藤敬司(10分28秒 足4の字固め)永田裕志×
 優勝決定戦
  ○中西太(14分43秒 アルゼンチン式背骨折り)武藤敬司×


テレビ中継情報

8月14日(土) 16:00〜17:25 大阪2連戦を中心に特番
8月15日(日) 15:30〜17:25 決勝戦生中継


8.25神宮大会試合結果

GINGU CLIMAX BATTLE OF LAST SUMMER

8月28日(土) 17:00開始 神宮球場

ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ
 ○グレート・ムタ(13分32秒 体固め)グレート・ニタ×

○蝶野正洋(15分45秒 レフェリーストップ)橋本真也×

○ドン・フライ(7分53秒 裸締め)スコット・ノートン×

IWGPタッグ選手権
 ○永田裕志(16分1秒       後藤達俊
  中西学  バックドロップホールド)小原道由×

 小島聡 (8分38秒 藤波辰爾
○天山広吉 片エビ固め)越中詩郎×

IWGPジュニア選手権
 ○ケンドー・カシン(14分45秒 足取り逆十字固め)金本浩二×

IWGPジュニアタッグ選手権
 ○大谷晋二郎(15分00秒 獣神サンダーライガー×
  高岩竜一  エビ固め  )エル・サムライ

○藤田和之(3分55秒 腕ひしぎ逆十字固め)ブライアン・ジョンストン×


G1 アラカルト

第1回の開幕戦は愛知県体育館

 第9回目の今年、初めて大阪に進出するが、G1といえば「両国」と決まっている。しかし、両国での連戦となったのは第3回大会から。第1回の第1戦は愛知県体育館、第2回の第1戦は静岡産業館、第2戦は愛知県体育館で行われている。

あのストーン・コールドも参戦

 第2回大会は復活NWAヘビー級王座決定トーナメントとして開催された。WCWからも主力外人選手が参加した。その中には現在、WWFでストーン・コールドの異名で大活躍中のスティーブ・オースチンも含まれていた。オースチンは1回戦でアーン・アンダーソンに勝利したが、2回戦で武藤に敗れた。

史上最長は両国7連戦

 第1回が4戦、第2戦が5戦ときて、第3回の両国7連戦。G1公式戦は2日目から6日目までで、トーナメント1回戦で馳に敗れた橋本が最終日の天龍との一騎打ちにそなえて間を欠場するなど、G1の意義を疑問視される声も上がった。以降は第4回から第6回が全5戦、第7,8回が全3戦と縮小傾向にあった。

2つの顔で参戦

 2つの顔で参戦した選手が3人いる。第1回からすべての大会に参加している武藤敬司だが、第7回にはグレート・ムタとして参加した。佐々木健介は第2回に初参戦したが、第3回はG1公式戦には出場せず、ヘルレイザースとしてタッグ戦に出場、第4回にはパワー・ウオリアーとしてG1本戦に参加した。第2、3回にS・S・マシンとして参加した平田は第6、7回には素顔の平田淳嗣で参加した。

幻の猛虎7番勝負

 第3回大会には3代目タイガーマスク(金本浩二)の両国7番勝負が企画されていたが、タイガーの右肩脱臼により2戦で終了、代わりに大谷晋二郎の両国試練5連発が行われた。これをきっかけに大谷はジュニアで飛躍し、金本はタイガーマスクを脱ぐことになる。

G1といえば番狂わせ

 G1といえば番狂わせがつきもの。その中でも名勝負の5番をピックアップ。

第1回 ○蝶野正洋(14分47秒 STF)長州力×
 番狂わせの歴史は、そしてG1の歴史がこの一戦から始まったといえる。当時、藤波・長州と三銃士の実力差はまだ大きいと見られていた。そして三銃士の中でも蝶野が一番下と見られており、STFもフィニッシュホールドとしては認められていなかった。その中でのこの結果は番狂わせ意外の何ものでもなかった。結局、長州はリーグ戦を全敗し、引退騒動が起こり、リーグ戦上位は三銃士が独占、蝶野が優勝を飾った。

第2回 ○リック・ルード(13分52秒 片エビ固め)橋本真也×
 誰もが橋本の勝利を疑わなかったが、ルードも実力者ぶりを発揮。セコンドのメドゥーサのちょっかいもあったものの、橋本に勝利し、場内を唖然とさせた。ルードはその後、健介にも勝利して、決勝に進出。蝶野がようやくルードをストップさせた。あのムキムキ男も今は帰らぬ人となってしまった。

第3回 ○馳浩(21分46秒 裏STF)蝶野正洋×
 1回戦で橋本を破った馳せが、準決勝では秘技、裏STFで蝶野にも勝利した。これが蝶野のG1初黒星となる。結局、藤波対馳せという意外な決勝戦の顔合わせとなり、藤波が欠場した長州に捧げるサソリ固めで優勝した。

第5回 ○越中詩郎(15分47秒 エビ固め)武藤敬司×
 IWGP王者で絶好調だった武藤が初日から敗れ、今年もG1は波乱含みを思わせた一戦。結局、武藤は其の後盛り返し、IWGP王者として初のG1制覇を達成した。

第7回 ○天山広吉(14分1秒 片エビ固め)橋本真也×
 この年の準決勝の顔合わせは、橋本対天山、健介対ノートン。橋本対ノートンで決勝というのが大方の予想だった。橋本は昨年に続き、天山に2連敗を喫し、完全にG1に見放された。